VRTX使用者インタビューVol.1~パーソナルトレーナー歴15年。元プロ格闘家・884(ハヤシ)さん
はじめまして、ライターのRisaです。
ライターの永遠の悩み……。それは運動不足!!30代に突入した現在、ところどころに不調が出始めた私。「このままではいけない。在宅でも筋トレやウォーキングをしなくては……」と思っていた矢先、
「フィットネスバンドVRTXに関するインタビューをしてくれませんか?」
という1通のメールが届きました。これは「運動をしなさい」という神のお告げと思い「やります」と即返信。とはいえ、フィットネスバンドを使って運動した経験は皆無……。
これから多くのVRTX使用者の方にインタビューをし、VRTXの使用方法や人生観について学び、数年後には身も心も素敵な人間になるとここに誓います。
記念すべき第一回目は、パーソナルトレーナーとして活動している884(ハヤシ)さん(以下、884)にお話を伺いました。
”会社員として働くのは向いていないと思い、プロ格闘家になろうと決意”
Risa:はじめに、884さんの職業を教えてください。
884:現在は、パーソナルトレーナーとして活動しています。
Risa:パーソナルトレーナーになるきっかけは何だったんでしょうか?
884:もともと僕はプロのキックボクサーでした。当時はキックボクサーとして活動しながら、生計を立てるためにトレーナーとしても働いていたんです。トレーナー歴から数えると18年ほど経ちますね。
Risa:もしかして、名刺のお写真は884さんの現役時代ですか?
884:そうです。現役引退の試合で撮ってもらった写真で、お気に入りです。
Risa:なんと素敵な写真……!そもそもなぜプロボクサーになりたいと思ったんですか?
884:「会社員として働くのは向いてないだろう」と子どもながらに思ったんですよね(笑)。
Risa:判断が早いですね(笑)それはなぜでしょう?
884:朝起きるのが苦手で。一生朝早起きしなきゃいけないと思ったらしんどくて……(笑)。会社員以外の仕事がないかなと思ってプロボクサーを目指すことにしました。
Risa:私がライターになりたかった理由の1つと一緒です(笑)。でもそこからプロボクサーになろうと思うのはなかなかレアですよね。
884:プロボクサーでマイク・タイソンという選手がいて、ファイトマネーがすごかったんですよ。そこまでいかなくても半分ぐらいはいけるだろうと思って(笑)。
Risa:誰もがプロボクサーになれるわけではないと思うので……。相当努力されたんですね。
884:そうですね……。元々運動神経が良いわけではなかったし大変な道のりでしたが、頑張り方を工夫すれば何とかなると思い、毎日必死にトレーニングしました(笑)。トレーニングはやればやるほど自分のためになりますし。
Risa:私、格闘家の方と会うの初めてです(笑)
884:きっかけがないとあまり出会わないですよね。最近はYouTubeの影響で増えてきましたけど。僕が現役のときにYouTubeが流行ってたら、確実にYouTuberになってたと思うなぁ(笑)。
Risa:今からはどうでしょう?
884:いや、もうテンションが追いつかない(笑)。
”出張トレーニングの際にもVRTXは持ち運びに便利。さまざまな体型の方にも使用できる”
Risa:気が向いたらぜひ(笑)。ちなみにVRTXはパーソナルトレーニングの際に使用するんですか?
884:そうです。
Risa:まだ認知度が低いVRTXですが、存在はどこで知ったのでしょうか?
884:おそらく2021年頃ですね。たまたまクラウドファンディングのサイトを開いてたら「めっちゃ良さそう」と思って。
Risa:クラウドファンディングではよく購入されるんですか?
884:直感でおもしろそうだなと思ったら購入しますね。
Risa:VRTXを見て「良いな」と思ったきっかけを教えてもらえますか?
884:バンドによって強度が変えられる点ですね。重くないので持ち歩けるのも助かります。
重たいバーベルを持ち歩くことはできないので(笑)。素材も肌に優しそうだったので、トレーニングに取り入れやすいなと思いました。
Risa:たしかにバーベルを持ち歩くのはできないですね(笑)。
884:たまに出張で遠方に行くことがあるのですが、そういった時もVRTXは持ち運ぶのが楽で助かっています。
Risa:カバンに入れてもかさ張らないし、軽いので持ち運びやすいですよね。具体的にVRTXはどんな場面で使いますか?
884:おもにスクワットなどの補強で使います。VRTXは7種類の強度が用意されているので、生徒さんの体型によって使うバンドを変えられるのも魅力的です。
Risa:VRTXを使う前は別のフィットネスバンドを使用されていたんですか?
884:レッスンを行うジムにある備え付けのチューブを使ってました。
Risa:でも途中からVRTXに変えたんですね。
884:100キロぐらいの方のトレーニングを行っていたときに、そのチューブがバチーンと切れてしまって。
Risa:それはヒヤッとしますね。
884:とても危ないですよね。幸いなことに何も起きなくてよかったです。それからパーソナルトレーニングのときは、VRTXを持参するようにしています。
Risa:VRTXであれば、体重がある方でも安心して使えるのは強みですよね。ちなみに、884さんが受け持っている生徒さんのの年齢層は幅広いですか?
884:幅広いですかね。30歳後半から65歳くらいです。割合だと男性6割、女性は4割ですかね。
”試合は殺し合いに近い。ほどよい緊張感が良い結果を生み出す”
Risa:幅広いですね。現役の頃についてお話伺いたいのですが、試合中はやはり緊張するものでしょうか?
884:緊張します。怖いんですよね。試合内容はぼんやりとしか覚えてないんですけど、そのときの感情や記憶ははっきり残ってます。
エミネム主演の『8 Mile』という映画があるんですけど、エミネムがライブ前に緊張や恐怖で、トイレで吐くシーンがあるんですよ。それをデビュー戦前に観たときに「めっちゃわかるわ~」と共感しちゃいました。
Risa:デビュー戦以降も緊張は続きましたか?
884:とくにデビュー戦と2回戦目は心臓バクバクで。3回目以降から少しずつ慣れていきましたけど。
でも振り返ると、緊張はある程度したほうが良いんだと思いました。
Risa:それはなぜですか?
884:試合結果を振り返ったときがあって、統計的に見たら、緊張した試合のほうが結果が良いことが多いことがわかったんです。緊張したほうが逆に力が出るときもある。
もともと緊張するのは良くないと思ってたので、緊張しないように心がけてました。でも緊張すると精神が高められるので、結果的に良いことが多かったと思います。
Risa:緊張感がないとやはり結果は出にくいんでしょうか?
884:はっきり言えば、試合は殺し合いに近いことをやっていますからね。闘争本能が出てないと戦えない。冷静だから良いというわけではないんだなと思いました。
Risa:言われてみればそうですよね。ライターをやっていると危険にあまり遭遇しないのでハッとさせられました……。その後、自身の経験はメンタルにどのようにつながりましたか?
884:いまは苦しくても、のちに自分にちゃんと返ってくるんだと。自分のやるべきことを静観できるようになったことです。
現役の頃は試合中「早く終わらせて家に帰りたい」と思った日もありました(笑)。でも試合が終わったあとは「頑張って良かった」と思うことが多かったですね。
格闘技というと、特別なことをやっているイメージを持つかもしれませんが、職種問わずみんな一緒だなと。
何かに向き合う「ONの時間」があって、しっかり休む「OFFの時間」があるからこそ、人は前に進んでいける。そういった人生観につながったと思います。
Risa:最後に、今後挑戦したいことを教えてください。
884:今後は「おもしろい」と思えることをしたいですね。小さい頃から「日々楽しく生きたい」という延長でずっと生きてきています(笑)。
自分のジムを立ち上げたいのももちろんですが、以前友人とジムのシェアリングサービスを運営していた経験があって。それは一度辞めてしまったんですが、再度挑戦したいと思っています。
実のところ、現役のころスポンサーのおかげで自身のジムを一度立ち上げたのですが、経験が足りず上手くいかなかった。でも現在は昔よりは経験値があるので、成功できると信じています。
Risa:私もボクシングしたいので、始めるときは884さんにお願いしたい……!今回は貴重なお話が聞けて嬉しかったです。インタビューのご協力ありがとうございました!
CRAZY884(クレイジーハヤシ) 元プロ格闘家・パーソナルトレーナー
1981年生まれ。2003年プロデビューし、2012年引退。ラストファイトは2010年、「ミャンマー・ラウェイ・ワールド・チャンピオンシップ」に日本代表として出場(引き分け)。現在は都内を中心に出張パーソナルトレーナーとして活動中。
体験大歓迎ですので、ご興味ある方はInstagramのDMまたは公式サイトのお問い合わせフォームからお願いいたします。