懸垂用トレーニングチューブのおすすめ6選!選び方のポイント・効果的なやり方も解説
懸垂ができるようになる一番の近道は、トレーニングチューブを用いた懸垂を行うことです。チューブでアシストしながら懸垂を行うことで、懸垂に必要な筋力や運動能力を短期間で養成できます。他の種目で筋力アップを狙う方法もありますが、効率が良くありません。
今回の記事では、おすすめの懸垂用トレーニングチューブを紹介します。また、懸垂に適したチューブの選び方や、効果的なやり方なども解説しますので、ぜひ参考にしてください。
懸垂ができない原因は?
初めに、懸垂ができない原因から見ていきましょう。懸垂は決して簡単な種目ではありません。チェックすべきポイントは「体重」「筋力」「握力」「フォーム」です。
1.体重が重すぎる
懸垂は自重を引き上げる運動なので、体重が重い人ほど動作が困難になります。体重80kgの人は60kgの人に比べて20kgも重く、それだけ強い筋力が必要なのです。筋力が強いボディビルダーでも、体重が重いと反復回数が少なくなります。
2.筋力が足りない
体重が適正であっても、筋力が足りなければ懸垂はできません。たとえば、腕立て伏せが10回以下しかできない筋力だと、懸垂は1回もできないでしょう。初心者が懸垂を行うには、まずは基礎的な筋力を養成しなければなりません。
3.握力が弱い
懸垂を行うには握力も強くなければなりません。体を動かしながらバーを握り続けるのですから、一般人の平均以上の握力が必要です。バーにぶら下がった状態を30秒以上維持できる握力がないと、懸垂を行うのは難しいでしょう。
4.フォームが悪い
懸垂を行うには、筋力アップと同時に正しいフォームもマスターしなければなりません。筋力を強化したとしても、体の使い方が悪いと上手く筋力が伝わらず、体の引き上げが困難になります。また、間違ったフォームでは、狙った筋肉を的確に刺激できません。
懸垂ができるようになるための一番の近道は?
懸垂以外の種目で筋力をアップさせるよりも、実際に懸垂を行いながら必要な筋力や運動能力を養成した方が、より早く懸垂ができるようになります。
懸垂とは、さまざまな筋肉が連動して大きな筋力を生み出し、動作が行われていますので、懸垂をしながら鍛えた方が、懸垂に必要な筋肉・筋力を養成しやすいのです。
しかし、初心者にとっては、そもそも懸垂を行うのが困難であるため、トレーニングの工夫が必要となります。そこでおすすめしたいのが「トレーニングチューブ」。
トレーニングチューブとは、ゴムの伸縮性を利用した運動器具であり、懸垂の動作をアシストしてくれるのです。トレーニングチューブを用いて懸垂を行うと、体を引き上げやすくなり、反復回数がアップします。そのため、懸垂に必要な筋肉・筋力を、懸垂を行いながら効率良く養成できるのです。
トレーニングチューブを用いて懸垂を行うメリット
それでは、トレーニングチューブを用いて懸垂を行うメリットを紹介します。具体的には、下記の4つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.足りない筋力をカバーできる
トレーニングチューブを利用することで、足りない筋力がカバーされ、体を引き上げやすくなります。筋力が弱い人ほど、強度が高いチューブを使用してください。強度が高いチューブほどアシスト力が強まるので、体を引き上げやすくなります。
2.正しいフォームを維持しやすい
トレーニングチューブにアシストされることによって、体にかかる負荷が軽減されるため、正しいフォームを維持しやすくなります。フォームが安定すれば、無駄な筋力を使わずに動作ができるようになり、反復回数もアップするのです。
3.筋力に合わせて強度を変えられる
トレーニングチューブは、筋力に合わせて強度を変えられます。たとえば、強度が「低・中・高」に分かれている場合には、初心者はアシスト力の強い「高」からスタートし、15回以上繰り返せるようになったら、段階的に強度を下げていくのです。
4.モチベーションが上がる
トレーニングチューブを利用することで、懸垂の反復回数が増えるため、モチベーションが上がります。また、1〜2回しかできないよりも10回できた方が、筋肥大効果も高まるのです。筋肉が大きくなってくれば、ますますやる気も高まります。
トレーニングチューブを用いた懸垂のやり方
続いて、トレーニングチューブを用いた懸垂のやり方を見ていきましょう。下の動画が参考になりますので、「懸垂の効果を高めるコツ」と合わせてご覧ください。
【懸垂の効果を高めるコツ】
- 手幅は、肩幅の約1.5倍の広さが基本です。それよりもバーを広く握ると背中を広くする効果が高まり、バーを狭く握ると背中を厚くする効果が高まります。
- 動作中は、胸を張って膝を曲げ、背中をアーチ状にしておきましょう。そうすることで、背中の収縮が強まり、筋肥大効果が高まります。
- 懸垂では、体を高く引き上げた位置で背中の収縮が最も強まります。よって、体をできるだけ高く引き上げた状態で2〜3秒キープすると効果的です。
- 体を下げるときは、ゆっくり下げるようにしましょう。すると、筋肉に持続的にじわりと負荷がかかり効果が高まります。
- また、肘が伸び切る手前で切り返すようにしましょう。肘をやや曲げた状態からスタートした方が、初動での筋出力が高まり、体を引き上げやすくなります。
懸垂用トレーニングチューブを選ぶ際のポイント
懸垂用トレーニングチューブを選ぶ際のポイントは下記の5つです。形状や長さが合わないと、懸垂で使用するのが難しくなってしまうので注意してください。
1.ループ状で長いタイプ
懸垂用のトレーニングチューブは、バーに引っ掛けやすいループ状(輪形)がおすすめです。ループ状であれば、土踏まずに引っ掛けて伸ばす動作もしやすくなります。
2.平たいバンドタイプ
懸垂用のトレーニングチューブは、平たいバンドタイプを選びましょう。平たい形状の方が接触面積が広くなるため、フィット感が良く動作を安定させやすいのです。
3.伸縮性・耐久性が高い
懸垂用のトレーニングチューブは、伸縮性・耐久性に優れている「ゴム+布」素材のものがおすすめです。粗悪なものだと、途中で切れる可能性があるので注意してください。
4.強度が分かれている
懸垂用のトレーニングチューブは、強度が分かれているものを選びましょう。筋力アップに伴い段階的に強度を下げていくことで、自力で引き上げる筋力が養成されます。
おすすめの懸垂用トレーニングチューブ6選
おすすめの懸垂用トレーニングチューブを紹介します。具体的には下記の6商品です。ぜひ自分に合ったチューブを見つけてください。星4つ以上の商品が特におすすめです。
1.TheFitLife トレーニングチューブ
チューブの強度が79kgまであるので、初心者でもしっかりアシストしてくれます。紫と緑のチューブを重ねて使用すれば、体重が100kgの初心者でもアシスト可能です。
- 形状:ループ状・長い・バンドタイプ
- 素材:天然ゴム(ラテックス)
- 長さ:約104cm (周長208cm)
- 強度
- 赤 : 7~11kg
- 黒 : 23~34kg
- 紫 : 45~54kg
- 緑 : 54~79kg
- 価格(税込):980 - 2,080円
- おすすめ度:★★★★
2.VRTXバンド
VRTXバンドは、独自開発の特殊素材を使用しており、伸縮性・耐久性ともにナンバーワンです。強度が7段階に分かれているので、筋力・体重に関わらずアシストできます。
- 形状:ループ状・長い・バンドタイプ
- 素材:ラテックス・ゴム繊維+ポリエステル繊維
- 長さ:約104cm (周長208cm)
- 強度
- DOUBLE ZERO : 1~7kg
- ZERO : 5~14kg
- X-LIGHT : 14~23kg
- LIGHT : 23~30kg
- MEDIUM : 30~45kg
- HEAVY : 45~64kg
- X-HEAVY : 64~91kg
- 価格(税込):2,640 - 6,820円
- おすすめ度:★★★★★
3.Croch トレーニングチューブ
耐久性に優れていて、かなり強く引っ張ってもキレイに元通りの形に戻ります。強度が5段階に分かれているため、初心者〜上級者まで対応可能です。
- 形状:ループ状・長い・バンドタイプ
- 素材:天然ゴム(ラテックス)
- 長さ:約104cm (周長208cm)
- 価格(税込):650 - 1,999円
- おすすめ度:★★★★
- 強度
- 赤 : 7~15kg
- 黒 : 15~30kg
- 紫 : 30~45kg
- 緑 : 45~70kg
- 青 : 70~90kg
4.PROIRON レジスタンスバンド
一体成型技術により耐久性が大幅に向上し、従来のものと比べて2〜3倍の使用寿命があります。滑り止め加工も施されているので、安全性にも優れている商品です。
- 形状:ループ状・長い・バンドタイプ
- 素材:天然ゴム(ラテックス)
- 長さ:約104cm (周長208cm)
- 強度
- 青 : 10~15kg
- 黄 : 20~35kg
- オレンジ : 30~45kg
- 赤 : 40~55kg
- 価格(税込):999 - 2,080円
- おすすめ度:★★★
5.viv liber トレーニングチューブ
強度別のチューブを4本セットで購入できるので、追加購入する必要がありません。また、コンパクトで場所も取らないため、カバンに入れて楽に持ち運べます。
- 形状:ループ状・長い・バンドタイプ
- 素材:天然ゴム(ラテックス)
- 長さ:約104cm (周長208cm)
- 強度
- 黄 : 4.5~6.8kg
- 赤 : 6.8~13.6kg
- 黒 : 13.6~27.2kg
- 紫 : 27.2~45.4kg
- 価格(税込):2,480円(4本セット)
- おすすめ度:★★★
6.FREETOO フィットネスチューブ
細くて厚みのあるチューブなので、さまざまなトレーニングに使用しやすい商品です。懸垂用として使用する際には、複数本重ねると、アシスト力がさらに強まります。
- 形状:ループ状・長い・バンドタイプ
- 素材:天然ゴム(ラテックス)
- 長さ:約104cm (周長208cm)
- 強度
- 赤 : 7~16kg
- 黒 : 11~30kg
- 青 : 16~39kg
- 価格(税込):990 - 1,980円
- おすすめ度:★★★
懸垂用トレーニングチューブには「VRTXバンド」がおすすめ
懸垂用トレーニングチューブをお探しの方には「VRTXバンド」をおすすめします。独自開発素材の使用により、「優れた伸縮性」「快適な肌触り」「断裂しにくい耐久性」を実現した新しいトレーニングチューブです。
米特許取得の新感覚素材を採用。日本グッドデザイン受賞。切れにくく、肌に優しい。安全性と快適性を実現。
◉「VRTX BAND」の選ばれる理由- 肌触り良く、切れる心配なし: 米特許取得の新感覚素材を使用。切れにくく肌に優しい。ゴムチューブの劣化や肌への問題を解消し、トレーニング初心者でも安全かつ快適に利用可能。
- 幅広い強度バリエーション: 7段階の強度設定。1kgから91kgの負荷調整可能。初心者から上級者、老若男女を問わず、種目に応じてバンドを使い分け、多彩なトレーニングが実現。
- トレーニング動画100本以上を公開: 各領域のトレーナーが使用方法を紹介する動画を100本以上公開中。筋力トレーニングに限らず、ストレッチや競技パフォーマンス向上にも活用可能。
また、強度が「7段階」に分かれているため、筋力・体重に関わらず、初心者〜上級者までオールマイティに対応できます。粗悪なチューブで懸垂を行うのは非常に危険です。ぜひ、安全で使いやすい「VRTXバンド」を使用して、懸垂の上達を目指してください。
まとめ
懸垂ができるようになるには、トレーニングチューブを用いた懸垂を行うのが一番の近道です。今は懸垂ができなくても、チューブでアシストしながら取り組めば、少しずつ筋力がアップし、必ず反復回数が伸びてきます。
懸垂は、背中を中心に上半身の筋肉を複合的に鍛え、逆三角形ボディをつくる種目です。トレーニングチューブを活用して懸垂を行い、理想の体を手に入れましょう!
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