腕を太くする筋トレのコツ!上腕の必須4種目と簡単マッスルテクニック
太くてたくましい腕は男性のあこがれ!一般的には、腕を曲げたときの上腕囲が40cm以上になると、まわりから「太い!」と注目されるようになるでしょう。
今回は、腕を太くする筋トレのコツを伝授します。コツがわかれば、丸太のような太い腕を手に入れることも夢ではありません。上腕の必須種目と、効果的な筋トレテクニックも解説しますので、太くてたくましい腕を手に入れたい方は、ぜひご覧ください。
腕を太くするカギは「上腕」の発達!
腕を太くしたいなら「上腕(肘から上の部分)をしっかり鍛えることが重要です。上腕を構成している主な筋肉は「上腕二頭筋」と「上腕三頭筋」。まずは、それぞれの筋肉の役割と鍛えるメリットを見ていきましょう。
1.上腕二頭筋の役割と鍛えるメリット
上腕二頭筋とは、いわゆる「力こぶ」の筋肉。2つの頭(長頭・短頭)があり、主に肘を曲げる働きをしています。また、手首を外側にひねる働きもあります。上腕二頭筋を鍛える主なメリットは下記の3つです。
- 大きく盛り上がった「力こぶ」が手に入る
- 重いものを持ち上げられるようになる
- 組み技系格闘技のパフォーマンスが上がる
2.上腕三頭筋の役割と鍛えるメリット
上腕三頭筋とは、上腕の後面にあり、上腕全体の約3分の2を占めている筋肉。3つの頭(長頭・内側頭・外側頭)があり、主に肘を伸ばす働きをしています。上腕三頭筋を鍛える主なメリットは下記の3つです。
- 腕を垂らした状態でも太く見えるようになる
- ベンチプレスの使用重量・反復回数が伸びる
- 打撃系格闘技のパフォーマンスが上がる
初心者必見!腕を太くする筋トレのコツ
腕を太くするには、筋トレの基本原理を知っておくことが大切です。ここでは、腕を太くする「筋トレのコツ」を解説します。コツがわかれば、初心者でも簡単に腕を太くすることができます。コツを知らずに筋トレをしても、なかなか腕は太くなりません。
1.上腕二頭筋を太くするコツ
上腕二頭筋は「腕を曲げるための筋肉」です。曲げるための筋肉は、曲げた位置で最も筋肉が収縮し、強い力を発揮します。したがって、上腕二頭筋を太くするには、腕を曲げた位置で頑張らなければなりません。腕を曲げた状態を数秒間キープし、重さに耐えるのです。
腕を曲げた位置で頑張ると、上腕二頭筋の中央部が刺激されるのを感じるでしょう。筋肉の断面積が最も広い中央部を刺激できれば、それだけ筋肉が発達しやすくなるのです。多少フォームが悪くても、腕を曲げた位置で頑張れていれば、上腕二頭筋は太くなってきます。
2.上腕三頭筋を太くするコツ
上腕三頭筋は「腕を伸ばすための筋肉」です。伸ばすための筋肉は、伸ばした位置で最も筋肉が収縮し、強い力を発揮します。したがって、上腕三頭筋を太くするには、腕を伸ばした位置で頑張らなければなりません。腕を伸ばした状態を数秒間キープし、重さに耐えるのです。
上腕三頭筋の種目の中には、腕を伸ばした位置(動作の最後)で力が入りにくい種目もあります。初心者が上腕三頭筋を鍛える際は、腕を伸ばした位置で一番力の入る種目を行うようにしましょう。
上腕二頭筋を鍛える必須2種目
それでは、腕を鍛える種目を紹介します。まずは上腕二頭筋からです。具体的には下記の2種目。どちらも、腕を曲げた位置(動作の最後)で一番力の入る種目であり、上腕二頭筋の中央部(最も断面積が広い部分)を的確に刺激できます。
1.スタンディングバーベルカール
【動作ポイント】
- 姿勢は真っ直ぐをキープし、鎖骨辺りまで引きつける
- 引きつけた位置で、上腕二頭筋をしっかり収縮させる
- 肘は完全に固定せず、カールしながら少し前に出す
- 上体を大きく反らして腰の力で上げようとするのはNG
- 息を吐きながら上げ、吸いながら下ろす
2.インクラインダンベルカール
【動作ポイント】
- ベンチの角度を45度くらいに設定する
- 手の平を正面に向けた状態でスタートする
- ダンベルは少し内側に向けて上げていく
- 軽めの重量で可動域を広く動作する
- 息を吐きながら上げ、吸いながら下ろす
上腕三頭筋を鍛える必須2種目
続いて、上腕三頭筋を鍛える種目を紹介します。具体的には下記の2種目です。どちらも、腕を伸ばした位置(動作の最後)で一番力の入る種目であり、上腕三頭筋の中央部(最も断面積が広い部分)を的確に刺激できます。
1.ダンベルキックバック
【動作ポイント】
- 上腕を地面と平行にして動作する
- 肘の位置を動かさないようにする
- 肘から先を円を描くように上げる
- 肘が真っ直ぐになるまで伸ばす
- 息を吐きながら上げ、吸いながら下ろす
2.ケーブルプッシュダウン
【動作ポイント】
- 足を腰幅程度に開いて立つ
- バーを握り、やや前傾姿勢になる
- 肘の位置を動かさないようにする
- 肘が真っ直ぐになるまで伸ばす
- 息を吐きながら押し下げ、吸いながら戻す
腕を太くする簡単マッスルテクニック
腕を太くするのに効果的な筋トレテクニックを紹介します。具体的には下記の2つです。ほんのちょっと動作を工夫するだけで、筋肉への効きを良くし、筋トレ効果を高められますので、初心者の方もぜひ実践してみてください。
1.最大筋収縮位置でキープ
それぞれの種目における「最大筋収縮位置」で2〜3秒キープしましょう。筋肉でしっかりと負荷を受け止め、筋肥大を促進させられます。上腕二頭筋の最大筋収縮位置は「腕を最も曲げた位置」、上腕三頭筋の最大筋収縮位置は「腕を最も伸ばした位置」です。
【各種目の簡単マッスルテクニック】
- スタンディングバーベルカール : 腕を最も曲げた位置で2~3秒キープする
- インクラインダンベルカール : 腕を最も曲げた位置で2~3秒キープする
- ダンベルキックバック : 腕を最も伸ばした位置で2~3秒キープする
- ケーブルプッシュダウン : 腕を最も伸ばした位置 で2~3秒キープする
上腕を太くするには、全く動きの違う2種類の筋肉を鍛える必要があります。しかし、動きは違っても、最大筋収縮位置でのキープは同じであり、筋肉を発達させる共通のテクニックです。こうした筋トレのコツを知ることが、筋肉を発達させる一番の近道になります。
2.筋肉の緊張をゆるめない
バーベルカール・ダンベルカールでは、腕を下ろしたときに、肘を伸ばし切らないようにしましょう。肘が伸び切ってしまうと、1反復ごとに上腕二頭筋の緊張がゆるむため、筋肉の発達に役立たない無駄な動きが多くなってしまいます。
効率良く上腕二頭筋を鍛えるには、肘が伸び切る手前で切り返し、筋肉の緊張をゆるめないことが大切です。
また、上腕二頭筋が伸び切った状態で急に大きな負荷がかかると、筋肉で負荷を支えることができず、肘関節や腱に無理な負担がかかってしまいます。筋肉が弛緩した状態で急に大きな負荷がかかり、怪我をしてしまうケースが多いので注意してください。
参考:上腕二頭筋&上腕三頭筋を同時に鍛える!トレーニングチューブを使った腕エクササイズのすすめ
腕を太くする「初心者用筋トレプログラム」
腕を太くする「初心者用筋トレプログラム」を紹介します。初心者が腕を鍛える際には、上腕二頭筋1種目+上腕三頭筋1種目の合計2種目からスタートしましょう。頻度は週2回が目安です。上腕の筋トレを行うことで、前腕も刺激されるので、腕全体が太くなってきます。
具体的なプログラム例を2種類紹介しますので、参考にしてください。
【上腕二頭筋を優先させるプログラム例】
- スタンディングバーベルカール
- 1セット目 : 軽い重量 × 15~20回(ウォームアップ)
- 2セット目 : 最大筋力の70~80% × 10~15回(限界数)
- 3セット目 : 最大筋力の70~80% × 10~15回(限界数)
- ダンベルキックバック
- 1セット目 : 軽い重量 × 15~20回(ウォームアップ)
- 2セット目 : 最大筋力の70~80% × 10~15回(限界数)
- 3セット目 : 最大筋力の70~80% × 10~15回(限界数)
【上腕三頭筋を優先させるプログラム例】
- ケーブルプッシュダウン
- 1セット目 : 軽い重量 × 15~20回(ウォームアップ)
- 2セット目 : 最大筋力の70~80% × 10~15回(限界数)
- 3セット目 : 最大筋力の70~80% × 10~15回(限界数)
- インクラインダンベルカール
- 1セット目 : 軽い重量 × 15~20回(ウォームアップ)
- 2セット目 : 最大筋力の70~80% × 10~15回(限界数)
- 3セット目 : 最大筋力の70~80% × 10~15回(限界数)
セット数は、体力に応じて調整してください。2種目で合計6〜8セットが目安です。また、1種目ずつ曜日を分けて行う方法もあります。たとえば、月曜日・木曜日に「バーベルカール」を行い、火曜日・金曜日に「ダンベルキックバック」を行うといったパターンです。
腕の筋トレには「VRTXバンド」もおすすめ!
腕の筋トレを自宅で行う場合、バーベルやケーブルマシンを用意するのが難しい人もいるでしょう。そこでおすすめなのが「VRTXバンド」です。VRTXバンドが1本あれば、バーベル・ダンベル・ケーブルマシンすべての代わりとなり、ジムと同じ効果が期待できます。
米特許取得の新感覚素材を採用。日本グッドデザイン受賞。切れにくく、肌に優しい。安全性と快適性を実現。
◉「VRTX BAND」の選ばれる理由- 肌触り良く、切れる心配なし: 米特許取得の新感覚素材を使用。切れにくく肌に優しい。ゴムチューブの劣化や肌への問題を解消し、トレーニング初心者でも安全かつ快適に利用可能。
- 幅広い強度バリエーション: 7段階の強度設定。1kgから91kgの負荷調整可能。初心者から上級者、老若男女を問わず、種目に応じてバンドを使い分け、多彩なトレーニングが実現。
- トレーニング動画100本以上を公開: 各領域のトレーナーが使用方法を紹介する動画を100本以上公開中。筋力トレーニングに限らず、ストレッチや競技パフォーマンス向上にも活用可能。
しかも、負荷が7段階に分かれているため、筋力が低い方でも問題ありません。伸縮性・耐久性も業界最高水準。VRTXバンドは、使い勝手が非常に良く、高い筋トレ効果が期待できる画期的なトレーニングバンドです。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください!
まとめ
筋トレのコツがわかれば、腕を太くすることだって難しくありません。上腕二頭筋を鍛えるときは「腕を曲げた位置」でしっかりと頑張り、上腕三頭筋を鍛えるときは「腕を伸ばした位置」でしっかりと頑張ることがポイントです。
基本を知らずに筋トレを始めても、なかなか腕は太くなりません。腕を太くする一番の近道は、筋トレの原理をきちんと理解し、正しい方法で実践することです。ぜひ本記事を参考にして、太くてたくましい腕を手に入れてください!