腕トレのメニュー|上腕二頭筋・上腕三頭筋を部位別に解説
コラム

腕トレのメニュー|上腕二頭筋・上腕三頭筋を部位別に解説

逞しい太い腕は男性なら誰もが憧れるもの。女性にとっても、スッキリとした二の腕はボディメイクの大きな目標です。

腕を効率よく鍛えるカギは、上腕二頭筋(表側)と上腕三頭筋(裏側)を部位別に正しく刺激することです。この2つの筋肉の役割と鍛え方を理解すれば、短期間でも見た目の変化を実感しやすくなります。

本記事では、3種目(ナロープレス・フレンチプレス・ハンマーカール)の正しいやり方と回数設定を部位別に整理し直したうえで、初心者・中級者向けの1週間サンプルメニュー表とよくある疑問(Q&A)もあわせて解説します。

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この記事を監修した人
大久保孝一
VRTX編集部 | パーソナルトレーナー・健康運動実践指導者

この記事を監修した人
大久保孝一|パーソナルトレーナー/健康運動実践指導者

トレーナー歴34年。明治大学卒業後、セントラルスポーツにてトレーナーとして勤務。その後、パーソナルトレーナーとして独立。これまでに、初心者〜スポーツ選手まで2000名以上の筋トレやダイエット、コンディショニングを担当。また、医療機関での運動プログラムの作成・トレーニングの指導にも携わる。

腕を鍛える前に知っておきたい2つの筋肉

腕トレを始める前に、ターゲットとなる2つの筋肉の役割と鍛えるメリットを確認しておきましょう

筋肉

場所

主な働き

鍛えると…

上腕二頭筋(力こぶ)

上腕の表側(前面)

肘を曲げる・手首を回外する

男性:盛り上がった力こぶ。女性:引き締まった腕

上腕三頭筋(二の腕の裏)

上腕の裏側(後面)

肘を伸ばす・物を押す

男性:太く逞しい腕。女性:二の腕のたるみ解消

💡 上腕三頭筋は上腕全体の約2/3を占めています。
   「二の腕を太くしたい男性」も「引き締めたい女性」も、上腕三頭筋を優先的に鍛えることが近道です
   上腕二頭筋と上腕三頭筋を同じ日に鍛えすぎると拮抗関係から回復に時間がかかるため、基本的には別日に分けてトレーニングするのがおすすめです。

上腕三頭筋(二の腕の裏)の腕トレ2種目

上腕三頭筋は肘を伸ばす動作で鍛えられます。以下の2種目は自宅でフィットネスバンド1本あれば実践できる基本種目です

① ナロープレス

ターゲット:上腕三頭筋
難易度:★★☆☆

バンドを背中に回してプレスする種目です。肘を体の前に伸ばすことで上腕三頭筋に強い収縮刺激が入ります

【やり方】

  1. バンドを両手で持ち、背中に回す。両手は胸の前で合わせる
  2. 肘を曲げた状態から、手を合わせたまま肘を前に伸ばしていく
  3. 伸ばすときは手のひらが正面を向くようにすると効果的
  4. しっかり肘を伸ばしたら、ゆっくりと元の姿勢に戻す
  5. 繰り返す
💡 フォームのポイント
  • 元の姿勢に戻るとき(肘を曲げるとき)は脇を締めず、肘が外側に移動するようにコントロールする
  • ゆっくり戻すことで上腕三頭筋のストレッチ刺激が入り効果が高まる

⚠️ 手が離れてしまうと胸の筋肉(大胸筋)に逃げやすくなるため、両手を離さないよう意識する

推奨バンド強度

回数・セット数

男性(初心者)

1番(X-Light)

10〜15回×2~3セット

女性(初心者)

0番(Zero)

10〜15回×2~3セット

中級者男性

2〜3番(Light〜Medium)

10〜15回×2~3セット

中級者女性

1〜2番(X-Light〜Light)

10〜15回×2〜3セット

② フレンチプレス

ターゲット:上腕三頭筋(特に長頭)
難易度:★★☆☆

バンドを両足で踏んで頭上に伸ばす種目です。上腕三頭筋の長頭(上腕内側上部)に特に効果的で、腕を垂らした状態でも太く見せる筋肉を優先的に鍛えられます

【やり方】

  1. バンドの真ん中を右足で踏んで固定する
  2. 左肘を曲げ、左手を頭の後ろに持ってくる
  3. 左手でバンドの端を持ち、バンドがやや引っ張られた状態にする
  4. 肘の位置を固定したまま、左手を頭上に伸ばしていく
  5. しっかり上まで伸ばしたら、ゆっくりと元の姿勢に戻す
  6. 繰り返す
💡 フォームのポイント
  • 肘が外側に広がらないよう固定したまま動作する(肘は耳の横をキープ)
  • ゆっくり戻すことで長頭のストレッチ刺激が入り、筋肥大効果が高まる

推奨バンド強度

回数・セット数

男性(初心者)

0番(Zero)※他種目より強く感じやすい

10〜15回×2〜3セット

女性(初心者)

00番(Double Zero)または膝立ちで実施

10〜15回×2〜3セット

中級者男性

1〜2番(X-Light〜Light)

10〜15回×2〜3セット

中級者女性

0〜1番(Zero〜X-Light)

10〜15回×2〜3セット

上腕二頭筋(力こぶ)の腕トレ1種目

上腕二頭筋は肘を曲げる動作で鍛えられます。フィットネスバンドを使ったハンマーカールは、力こぶの形成に効果的な基本種目です

③ ハンマーカール

ターゲット:上腕二頭筋(特に長頭)・腕橈骨筋(前腕)
難易度:★☆☆☆

手のひらを内側に向けた「ハンマー持ち」でカールする種目です。上腕二頭筋の長頭(外側)と前腕の腕橈骨筋を同時に刺激でき、腕全体に厚みを出せます

【やり方】

  1. バンドを両手で持ち、バンドの真ん中を両足で踏んで固定する
  2. 両手の手のひらが体の内側を向くようにする(ハンマーグリップ)
  3. 肘を腰より少し前に出し、動かさないように固定する
  4. バンドを引っ張りながら肘を曲げ、手を肩の高さに向けて引き上げる
  5. しっかりと肘を曲げ切ったら、ゆっくりと元の位置に戻す
  6. 繰り返す
💡 フォームのポイント
  • 肘を曲げ切った位置で2〜3秒キープすると上腕二頭筋の収縮が強まり効果が高まる
  • 腕を完全に伸ばしてしまうとバンドの負荷が逃げるため、少し肘を曲げた状態で切り返す
  • バンドを持つ位置で負荷を調整できる(短め=強い、長め=弱い)

推奨バンド強度

回数・セット数

男性(初心者)

1番(X-Light)

10〜15回×2〜3セット

女性(初心者)

0番(Zero)

10〜15回×2〜3セット

中級者男性

2〜3番(Light〜Medium)

10〜15回×2〜3セット

中級者女性

1〜2番(X-Light〜Light)

10〜15回×2〜3セット

3種目のターゲット・難易度まとめ

種目

ターゲット部位

難易度

初心者推奨強度(男性/女性)

① ナロープレス

上腕三頭筋

★★☆☆

1番 / 0番

② フレンチプレス

上腕三頭筋(長頭強め)

★★☆☆

0番 / 00番

③ ハンマーカール

上腕二頭筋・前腕

★☆☆☆

1番 / 0番

腕トレの1週間サンプルメニュー

腕トレは週2回・2〜3日おきの頻度が最も効果的です。上腕二頭筋と上腕三頭筋は拮抗筋のため、同じ日に鍛えすぎると回復に時間がかかります。以下の2パターンから目的に合わせて選んでください。

パターンA:腕トレ専門日を設ける(週2日型)

腕トレだけを集中して行うシンプルなプログラムです。初心者や「腕を優先的に鍛えたい」方向けです

 

腕トレ

上腕三頭筋

ナロープレス

 

 

フレンチプレス

 

 

 

フレンチプレス

 

 

ナロープレス

 

 

 

上腕二頭筋

ハンマーカール

 

 

ハンマーカール

 

 

 

📋 各トレーニング日のセット数目安
【初心者】各種目 10〜15回×2〜3セット / インターバル:1〜2分
【中級者】各種目 10〜15回×2〜3セット / インターバル:1〜1.5分

パターンB:上半身の分割トレーニング(週4日型)

胸・肩・背中と腕を組み合わせた分割プログラムです。全身をバランスよく鍛えたい方向けです

A(前面)

種目(A)

胸・肩(前部)

胸・肩(前部)

上腕二頭筋

上腕二頭筋

B(後面)

種目(B)

背中・肩(後部)

背中・肩(後部)

上腕三頭筋

上腕三頭筋

💡

Aの日(前面):ハンマーカール 10〜12回×3セット
Bの日(後面):ナロープレス+フレンチプレス 各10〜12回×3セット
胸・背中のトレーニングでも腕は補助的に使われるため、腕トレは1〜2種目が適切です。

レベル別の週間ボリューム設定

レベル

週の腕トレ頻度

1部位あたりの週セット数

インターバル

初心者(経験0〜3ヶ月)

週2〜3回

上腕二頭筋:4〜6セット / 上腕三頭筋:4〜6セット

1〜2分

中級者(経験3ヶ月〜1年)

週2〜3回

上腕二頭筋:6〜9セット / 上腕三頭筋:6〜9セット

1〜1.5分

上級者(経験1年以上)

週2〜3回

上腕二頭筋:8〜12セット / 上腕三頭筋:8〜12セット

45秒〜1分

⚠️ 注意:腕の筋肉は胸・背中の種目でも補助的に使われます。
腕トレのセット数を増やしすぎると回復不足になりやすいため、初心者は特に「少ない種目数・正しいフォーム」を優先してください。

腕トレの効果を高める3つのポイント

① 最大収縮位置でキープする

上腕二頭筋は肘を曲げ切った位置、上腕三頭筋は肘を伸ばし切った位置が最大収縮位置です。その姿勢で2〜3秒キープすることで筋繊維への刺激が強まり、筋肥大効果が高まります。フィットネスバンドはこのキープ動作に特に向いており、最大収縮位置でも継続的な張力がかかります。

② ゆっくり戻す(エキセントリック収縮)

重さを下ろすとき(ストレッチ局面)に2〜3秒かけてゆっくり戻すことで筋肉への刺激が大幅に増します。特にフレンチプレスの「頭の後ろに下ろす動作」やハンマーカールの「腕を伸ばす動作」でこれを意識すると効果が高まります。

③ 正しい強度を選ぶ

設定回数(10〜15回)をギリギリこなせる強度を選びましょう。反動を使わずに正しいフォームで行えることが条件です。全セットで設定回数の上限を超えられるようになったら、バンドの強度を一段階上げてください。

Q&A|腕トレでよくある質問

Q. 上腕二頭筋と上腕三頭筋は同じ日に鍛えていいですか?

A. 同じ日に少量ずつ行うことは可能ですが、基本的には別日に分けた方が効果的です。この2つは拮抗筋(表と裏)のため、同日に多くセットを行うと体へのダメージが大きくなり回復に時間がかかります。同日に行う場合は、各1種目×2〜3セットに留めましょう。

Q. 腕トレは毎日やってもいいですか?

A. 推奨しません。筋肉は休養中(超回復)に強くなるため、毎日行うと回復が追いつかず効果が落ちます。週2〜3回・1〜2日おきの頻度が最も効率よく筋肥大できます。筋肉痛がある場合は必ず休養を取ってください。

Q. 腕トレで効果が出るまでどのくらいかかりますか?

A. 早ければ2〜3週間でパンプアップ(筋トレ中の張り感)を実感できます。 見た目の変化(太さや引き締まり)が現れるまでは2〜3ヶ月の継続が目安です。 週2回を3ヶ月続けることで、目に見える変化を実感できるケースが多いです。

Q. 女性は腕トレで太くなりませんか?

A. 女性は男性に比べてテストステロン(筋肥大ホルモン)の分泌量が少ないため、筋トレで急激に腕が太くなる可能性は低いです。 特に「軽い負荷×高回数(12回以上)」で行えば引き締まった筋肉になりやすく、 二の腕のたるみ解消に効果的です

Q. ナロープレス・フレンチプレスはどちらを優先すればいいですか?

A.初心者はどちらか1種目から始めるのがおすすめです

【ナロープレス】
動作がシンプルで最初に習得しやすい。上腕三頭筋全体へのバランスのよい刺激。

【フレンチプレス】
長頭への刺激が強く、腕の見た目を変えたい方に特に効果的。

慣れてきたら2種目を組み合わせることで上腕三頭筋をより多角的に鍛えられます。

今回のトレーニングに使うバンドについて|VRTXバンド

本記事で紹介した3種目(ナロープレス・フレンチプレス・ハンマーカール)は、フィットネスバンド1本で自宅でも実践できます。VRTXバンドは米国特許取得の繊維×ゴムのハイブリッド構造で、従来のゴムチューブと比べて切れにくく肌触りが柔らかいのが特徴です。

強度は7段階(約1〜91kg相当)から選べるため、初心者から上級者まで自分に合った負荷で取り組めます。グッドデザイン賞2023受賞・丸洗いOK。各種目の推奨強度は各セクションの表を参照してください。

VRTXバンドで、どこでも本格トレーニングを始めませんか?

忙しい30〜50代にこそおすすめ。ジムに行けない日でも、自宅や出張先で本格トレーニングが可能。安全・快適に鍛えられる次世代フィットネスバンド「VRTX」


「VRTX BAND」が選ばれる理由

1. ジム級のトレーニングが自宅で可能:1kg〜91kgの7段階負荷で、筋肥大からリハビリまで対応。プロも納得のトレーニング効果。

2. 指導者が選ぶ信頼の品質: 米特許取得の特殊素材で長持ち&肌に優しい。日本グッドデザイン賞受賞の高品質が安心感を生む。300人以上のトレーナーが推奨。

3. 初心者でも安心のサポート体制:100本以上のトレーニング動画が揃っているから、迷わず使えてすぐに実感。

まとめ | 腕トレで理想的な二の腕を目指そう

腕トレで成果を出すためには、上腕二頭筋と上腕三頭筋の役割を理解し、部位別に正しく鍛えることが大切です

  • 上腕三頭筋は二の腕の2/3を占めるため最優先で鍛える
  • 上腕三頭筋:ナロープレス+フレンチプレスで全体と長頭をバランスよく刺激
  • 上腕二頭筋:ハンマーカールで力こぶと前腕を同時に強化
  • 週2回・最大収縮位置でキープ・ゆっくり戻すの3原則で効率アップ
  • 初心者は各種目2〜3セット・週2回から始め、2〜3ヶ月継続で効果を実感できる

まずは今日から「ナロープレス10回×3セット」と「ハンマーカール10回×3セット」を試してみてください



トレーニングを、もっと自由に。
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