コラム

ぽっこりお腹解消のカギは腹筋の強化!おすすめのトレーニング法を解説

ぽっこりお腹を解消したいと悩んでいませんか?

横から見たときにお腹がせり出していると、とっても気になりますよね。実は、たいして食べ過ぎているわけでもないのに、お腹がぽっこりと出てしまうのは、腹筋の筋力低下が大きく関係しているのです。

本記事では、ぽっこりお腹解消のカギを握る3つの筋肉と、効果的なトレーニング法を解説します。短期間で効率良くぽっこりお腹を解消したい方は、ぜひ参考にしてください!

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この記事を監修した人
大久保孝一
VRTX編集部 | パーソナルトレーナー・健康運動実践指導者

この記事を監修した人
大久保孝一|パーソナルトレーナー/健康運動実践指導者

トレーナーとしての経験は32年あります。 これまで、初心者~アスリート・ボディビルダーまで、 約2000人のボディメイクのお手伝いをさせていただきました。 現在は、栃木・茨城・埼玉を中心に活動し、 独自の「最大筋収縮トレーニング法」を用いて、 関節に優しい筋トレのやり方を指導しています。

ぽっこりお腹の原因は?

ぽっこりお腹になってしまう一番の原因は、腹筋の筋力低下です。ご存知の通り、お腹の内部には内臓があります。内臓は骨盤の上に重なるように存在していて、それらを正しい位置に保持しているのが腹筋です。

しかし、腹筋が弱くなると、内臓を正しい位置に保てなくなります。すると、内臓が自らの重量によって骨盤の前方に寄ってしまい、お腹がぽっこりと出てしまうのです。

また、内臓の重みで骨盤が前傾すると、背骨の湾曲が大きくなって、さらにお腹が前方へと押し出されます。そうなると姿勢もかなり悪くなり、腰痛の原因にもなってしまうのです。

ぽっこりお腹の解消には腹筋の強化が不可欠!

ぽっこりお腹を解消するには、腹筋を強化して、内臓を正しい位置にしっかり保持しなければなりません。いくらダイエットをしても、腹筋が強化されない限り、内臓が骨盤の前方へと押し出され、お腹がぽっこりしてしまうのです。

腹筋を強化すれば、内臓が骨盤の上に戻され、ぽっこりお腹が解消されてきます。また、姿勢が良くなり、腰痛のリスクも低くなるのです。さらには、お腹まわりの脂肪が燃えやすくなり、ダイエット効果も高まります。だからこそ、腹筋の強化が重要なのです。

ぽっこりお腹解消のカギは「腹直筋」「腹斜筋」「腹横筋」

お腹まわりにはさまざまな筋肉が存在していますが、ぽっこりお腹を解消するうえで特に重要な役割を担っているのが「腹直筋」「腹斜筋」「腹横筋」です。これら3種の筋肉をバランス良く強化することで、理想のお腹に近づけます。

腹直筋の強化によりぽっこりお腹解消が期待できる理由

腹直筋とは、お腹の正面を覆っている縦長の筋肉です。主に、骨盤に対して上体を前方へ丸め込む「体幹屈曲」の働きをしています。

腹直筋が弱まると、内臓を正面から押さえつけておけなくなり、内臓が自らの重みで骨盤の前方へとズレて、腹部がせり出してきます。しかし腹直筋が強化されれば、腹部が前方から押し込まれるので、ぽっこりお腹の解消が期待できるのです。

腹斜筋の強化によりぽっこりお腹解消が期待できる理由

腹斜筋(外腹斜筋・内腹斜筋)とは、脇腹の筋肉です。主に、上体をひねる「体幹回旋」・上体を横に曲げる「体幹側屈」の働きをしています。

腹斜筋が弱まると、両サイドからの押さえつけが甘くなり、内臓が骨盤の上からずり落ちてきます。しかし腹斜筋が強化されれば、両サイドから内臓が押し戻されるので、ぽっこりお腹の解消が期待できるのです。

腹横筋の強化によりぽっこりお腹解消が期待できる理由

腹横筋とは、お腹の最も深層に位置し、お腹まわりをコルセットのように覆っている筋肉です。主に、体幹を安定させて正しい姿勢を保持する働きをしています。

内臓は骨盤の上に重なるように存在しているのですが、腹横筋が弱まると、腹部全体の締まりが悪くなり、内臓の均衡が保てなくなります。しかし腹横筋が強化されれば、腹部がまわりから締め上げられ、ぽっこりお腹の解消が期待できるのです。

ぽっこりお腹の解消に効果的な腹筋トレーニング5選

ぽっこりお腹の解消に効果的な腹筋トレーニングをご紹介します。どれも自宅で器具を使用せずにできるので、ぜひ取り組んでみてください。具体的には下記の5種目です。

クランチ【腹直筋の上部】

やり方

  1. 床に仰向けになって寝る
  2. 膝を立て、両手を頭の後ろで組む
  3. アゴを引き自分のオヘソを見るようにする
  4. 息を吐きながら、上半身を丸めるようにゆっくり起こす
  5. オデコをオヘソに近づけるイメージで行う
  6. 起こす高さは、背中上部が床から浮く程度でOK
  7. 上半身を起こしたら、そのまま2~3秒キープ
  8. キープ終了後、息を吸いながら上半身をゆっくり戻す
  9. 上記4~8を繰り返す
  10. 10~15回×1~2セットを目安に行う
リバースクランチ【腹直筋の下部】

やり方

  1. 床に仰向けになって寝る
  2. 腕を体側に伸ばし手の平は床に伏せておく
  3. 脚を真上に上げて、膝を90度に曲げる
  4. 息を吐きながら、骨盤を丸めるようにして膝を胸に近づける
  5. 膝が胸につくくらいまで丸めたら、そのまま2〜3秒キープ
  6. キープ終了後、息を吸いながらゆっくりお尻を下ろす
  7. 上記4~6を繰り返す
  8. 10~15回×1~2セットを目安に行う
サイドクランチ【腹斜筋】

やり方

  1. 体の右側を下にして床に寝る
  2. 両膝は適度に曲げた状態にしておく
  3. 左手を頭の後ろに回し、右手は左脇腹の上に置く
  4. 息を吐きながら、左肘を腰に近づけるようにして左脇腹を縮める
  5. 左肘が最も腰に近づいた位置で2~3秒キープ
  6. キープ終了後、息を吸いながらゆっくり戻す
  7. 上記4~6を繰り返す
  8. 10~15回×1~2セットを目安に行う
  9. 動作中に足が動かないように注意する
  10. 片側が終了したら、同じ要領で反対側も行う
ツイストクランチ【腹斜筋】

やり方

  1. 床に仰向けになって寝る
  2. 右手を頭の後ろに回し、左手は体側に伸ばしておく
  3. 右膝を立て、左脚は床から少し浮かせた状態で伸ばしておく
  4. 息を吐きながら、右肘と左膝を近づけていく
  5. 右肘と左膝がくっついた位置で2~3秒キープ
  6. キープ終了後、息を吸いながらゆっくり戻す
  7. 上記4~6を繰り返す
  8. 10~15回×1~2セットを目安に行う
  9. 動かす方の脚は、戻した時も床から少し浮かせた状態にしておく
  10. 片側が終了したら、同じ要領で反対側も行う
プランク【腹横筋】

やり方

  1. 両脚を真っすぐ伸ばし、床にうつ伏せに寝る
  2. 肘を曲げて前腕部を床につけ、上半身を起こす
  3. つま先を立てて、下半身も床から浮かせる
  4. 体全体が一直線になるよう意識する
  5. 目線を下に向け、そのままの姿勢をキープする
  6. 呼吸は止めずに行う
  7. 30~60秒キープ×1~2セットを目安に行う

ぽっこりお腹解消の効果を高めるポイント

腹筋トレーニングの効果は、取り組み方次第で変わってきます。効率良くぽっこりお腹を解消するには、下記の3つのポイントが重要です。

腹直筋・腹斜筋・腹横筋をバランス良く鍛える

ぽっこりお腹を解消するには「腹直筋」「腹斜筋」「腹横筋」をバランス良く鍛える必要があります。なぜなら、それぞれの筋肉が受け持つ役割が異なるため、1つの筋肉だけでは全ての役割をカバーできないからです。

  • 腹直筋の役割・・・腹の前方から押し込む
  • 腹斜筋の役割・・・腹の両サイドから押し込む
  • 腹横筋の役割・・・腹のまわりから締め上げる

したがって、プログラムを組む際には、1つの筋肉に対して1種目ずつ選択し、合計で3種目行うと効果的です。たとえば下記の3種目。

  1. クランチ・・・腹直筋を鍛える
  2. サイドクランチ・・・腹斜筋を鍛える
  3. プランク・・・腹横筋を鍛える
腹筋をしっかり収縮させるよう心がける

ぽっこりお腹を解消するには、1回1回腹筋をしっかり収縮させながら鍛えることが大切です。腹筋トレーニングにおいては、一般的に「何回できたか」を重視する傾向があります。

しかし効果を出すためには、回数ではなく「効き具合」を重視しなければなりません。いくら100回やったとしても、腹筋に効いていなければ、無駄な努力となってしまいます。

腹筋をしっかり収縮させるには、筋肉が最も収縮する位置で2〜3秒キープしましょう。すぐに切り返してしまうと、慣性が働き負荷を十分に受け止め切れません。また、最大収縮位置では、息を吐き切ることも大切です。お腹に空気が残っていると、それがクッションとなって腹筋の収縮が妨げられてしまいます。

週3~4日を目安に腹筋トレーニングを行う

ぽっこりお腹を解消するには、週3〜4日の頻度で腹筋を鍛えると効果が高まります。腹筋とは、もともと大きな筋力を発揮しやすく、丈夫で疲れにくい筋肉です。そのため、ちょっとやそっとのトレーニングではなかなか強化できません。したがって、週間頻度を多くした方が効果を出しやすいのです。

たとえば、月・水・金の週3日。あるいは、月・水・金・日・火・木・土・・・のローテーション。ただし、筋肉痛が残っている場合には、筋肉痛が治まってから行ってください。

ぽっこりお腹の解消にはトレーニングチューブもおすすめ

トレーニングチューブとは、ゴムの張力を利用して負荷をかける運動器具。初動では負荷が小さく、チューブを伸ばすに従って少しずつ大きくなるため、女性や高齢者の方でも、自分の筋力に合わせて無理なく筋肉を強化できます。

一般的に腹筋は自重で鍛えますが、チューブで負荷をかけながら鍛えることで、より効果的なトレーニングが可能です。トレーニングチューブが1本あれば、腹部の各筋肉をバランス良く強化でき、ぽっこりお腹の解消がスムーズに進むでしょう。

安全性・快適性に優れたトレーニングチューブを選ぼう!

トレーニングチューブには注意すべき点もあります。トレーニングチューブはゴム素材の製品が多いため、劣化すると切れる可能性があるのです。使用中に突然切れた場合、ケガにつながる危険性もあるので注意しなければなりません。

劣化による断裂を防ぎ、安全に筋トレをしたい方には「VRTXバンド」がおすすめです。VRTXバンドは米国特許取得の新感覚素材を採用しているため、断裂の心配がありません。また、肌触りや負荷のかかり方が非常に滑らかであり、快適な使い心地が得られます。

さらには、バンドの強度が7段階(1〜91kg)に分かれているため、自分にピッタリの強度が必ず見つかり、無理なくトレーニング効果を高められるでしょう。

強く、優しい。ゴムバンドの革命VRTX BAND

米特許取得の新感覚素材を採用。日本グッドデザイン受賞。切れにくく、肌に優しい。安全性と快適性を実現。

「VRTX BAND」の選ばれる理由
  1. 肌触り良く、切れる心配なし: 米特許取得の新感覚素材を使用。切れにくく肌に優しい。ゴムチューブの劣化や肌への問題を解消し、トレーニング初心者でも安全かつ快適に利用可能。
  2. 幅広い強度バリエーション: 7段階の強度設定。1kgから91kgの負荷調整可能。初心者から上級者、老若男女を問わず、種目に応じてバンドを使い分け、多彩なトレーニングが実現。
  3. トレーニング動画100本以上を公開: 各領域のトレーナーが使用方法を紹介する動画を100本以上公開中。筋力トレーニングに限らず、ストレッチや競技パフォーマンス向上にも活用可能。

ぽっこりお腹の解消に役立つVRTXバンドの使用例

VRTXバンドを使用すれば、さまざまな腹筋トレーニングが可能であり、腹部の各筋肉をバランス良く強化できます。今回は、それらのトレーニング種目の中から、おすすめの2種目を厳選してご紹介します。快適な使い心地をぜひ体感してみてください!

サイドクランチ

やり方

  1. バンドを右足に引っ掛けて、一端を右手で持つ
  2. 右手を天井に向かって高く突き上げ、バンドを伸ばす
  3. 息を吐きながら、ゆっくり上体を左側に倒していく
  4. このときチューブが伸ばされ、左側の脇腹に負荷がかかる
  5. 上体を倒した位置で、2~3秒キープする
  6. キープ終了後、息を吸いながら、ゆっくり上体を戻す
  7. 上記3~6を繰り返す
  8. 片側10~15回×1~2セットを目安に行う
  9. 反対側も同様に行う(1セットずつ交互に)
ツイストクランチ

やり方

  1. チューブを背中に回し、両端を手に引っ掛ける
  2. 床に座り、両足は適度に広げて伸ばしておく
  3. 息を吐きながら、右手で左足のつま先をタッチする
  4. タッチした状態で、2~3秒キープする
  5. キープ終了後、息を吸いながら、ゆっくり戻す
  6. 次に、息を吐きながら、左手で右足のつま先をタッチする
  7. タッチした状態で、2~3秒キープする
  8. キープ終了後、息を吸いながら、ゆっくり戻す
  9. 上記3~8を、左右交互に1回ずつ繰り返す
  10. 片側10~15回×1~2セットを目安に行う
ぽっこりお腹解消に適したVRTXバンドの強度

強度の詳細はこちら

➀ 初心者(トレーニング経験3ヶ月未満)
  • 男性 : 1番「X-LIGHT」~2番「LIGHT」
  • 女性 : 0番「ZERO」~ 1番「X-LIGHT」
  • 70歳以上 : 00番「DOUBLE ZERO」~0番「ZERO」
② 中級者(トレーニング経験3ヶ月以上)
  • 男性 : 2番「LIGHT」~3番「MEDIUM」
  • 女性 : 1番 「X-LIGHT」~2番「LIGHT」
  • 70歳以上 : 0番「ZERO」~ 1番「X-LIGHT」
③ 上級者(トレーニング経験6ヶ月以上)
  • 男性 : 3番「MEDIUM」~4番「HEAVY」
  • 女性 : 2番「LIGHT」~3番「MEDIUM」
  • 70歳以上 : 1番「X-LIGHT」~2番「LIGHT」

【VRTXバンドの強度をアップさせるタイミング】

筋肉を強化するには、筋力アップに応じて、VRTXバンドの強度を上げていくことが大切です。目安としては、正しいフォームで15〜20回繰り返せるようになったら、VRTXバンドの強度を1段階アップさせるとよいでしょう。

まとめ

ぽっこりお腹を解消するには「腹直筋」「腹斜筋」「腹横筋」の強化が不可欠です。

前方から「腹直筋」で、両サイドからは「腹斜筋」で押し込み、まわりから「腹横筋」で締め上げることで、内臓が正しい位置に戻され、ぽっこりお腹の解消が期待できます。

ダイエットだけ行っても、腹筋が強化されない限り、ぽっこりお腹を解消するのは難しいです。無理のない範囲で腹筋トレーニングを継続し、ぽっこりお腹を解消しましょう!

快適な強化、VRTXで実感。