コラム

肩甲骨ストレッチで肩こり解消!おすすめメニューと効果を高めるコツ

「ガンコな肩こりをどうにかしたい…」と悩んでいませんか?

肩こりが悪化すると、他の痛みや不調につながる可能性もあるため、早い段階で解消しておくことが大切です。

そこで今回は、肩こりの解消に役立つ「肩甲骨ストレッチ」について解説します。肩甲骨ストレッチのおすすめメニューや効果を高めるコツ、ストレッチに役立つアイテムなどを紹介しますので、1日も早く肩こりを解消したい方はぜひ参考にしてください。

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この記事を監修した人
大久保孝一
VRTX編集部 | パーソナルトレーナー・健康運動実践指導者

この記事を監修した人
大久保孝一|パーソナルトレーナー/健康運動実践指導者

トレーナーとしての経験は32年あります。 これまで、初心者~アスリート・ボディビルダーまで、 約2000人のボディメイクのお手伝いをさせていただきました。 現在は、栃木・茨城・埼玉を中心に活動し、 独自の「最大筋収縮トレーニング法」を用いて、 関節に優しい筋トレのやり方を指導しています。

肩こり解消には「肩甲骨周辺の筋肉ほぐし」が必要

肩こりを解消するためには、肩甲骨周辺の筋肉をほぐし、柔軟性を高める必要があります。なぜなら、肩こりの原因となる筋肉は、肩甲骨周辺に存在しているからです。

特に、肩甲骨を上げる働きをする「肩甲挙筋(けんこうきょきん)」と、肩甲骨を寄せる働きをする「菱形筋(りょうけいきん)」が、肩こり解消のカギを握ります。これらの筋肉がほぐれると、肩甲骨の動きがスムーズになり、肩こりが緩和されるのです。

ただし、肩甲挙筋も菱形筋も、深層部にあるインナーマッスルであるため、入浴やマッサージでは一時的に血流が良くなるだけで、肩こりを根治することはできません。

肩こりを根治するためには、ストレッチによって、インナーマッスルを含む肩甲骨周辺の筋肉の柔軟性を高め、肩甲骨自体の動きを良くしなければならないのです。

肩甲骨ストレッチのおすすめメニュー5選

それでは、肩甲骨ストレッチのおすすめメニューを紹介します。肩甲骨ストレッチは自宅で簡単にできるので、朝食前や入浴後などのタイミングで、1日5〜10分程度を目安に行ってみてください。

正しいフォームで毎日続けた場合、2週間〜1ヶ月程度で肩甲骨周辺の柔軟性が高まり、肩のこりや痛みが和らいでくるでしょう。

肩甲骨ストレッチ➀「肩回し」

【やり方】

  1. 床または椅子に背筋を伸ばして座る
  2. 肘を曲げ、両手の指先を肩の上に軽く添える
  3. 肘で円を描くようなイメージで肩を回す
  4. 反対方向にも同じように回す
  5. 各方向5~10回ずつ回す
✅️【ポイント】
  • 肩甲骨から回すように大きく動かす

  • 慣れるまではゆっくりした動作でOK

  • 各方向5~10回×2~3セットを目安に行う

肩甲骨ストレッチ②「肘下ろし」

【やり方】

  1. 床または椅子に背筋を伸ばして座る
  2. 両手を組んで頭上に伸ばす
  3. 右肘を曲げて下ろす(左肘は立てたまま)
  4. 一旦戻した後、左肘を曲げて下ろす(右肘は立てたまま)
  5. 左右交互に繰り返す
✅️【ポイント】
  • 胸を張り、背中を真っ直ぐにして行う

  • 慣れるまではゆっくりした動作でOK

  • 左右各5~10回×2〜3セットを目安に行う

肩甲骨ストレッチ③「四つん這い」

【やり方】

  1. 両手を肩の真下に置いた状態で四つん這いになる
  2. 足と手の位置は固定したまま、背中をできるだけ丸める
  3. 丸めた状態を3~5秒キープした後、逆に背中を反らす
  4. 反らした状態でも3~5秒キープ
  5. 丸める・反らすの動作を3~5回繰り返す
✅️【ポイント】
  • 背中を丸める時に肩甲骨を広げ、反らす時に肩甲骨を寄せる

  • 丸めるときは頭を下げ、反らすときは頭を上げる

  • 3~5回×2〜3セットを目安に行う

肩甲骨ストレッチ④「肩甲挙筋」

【やり方】

  1. 椅子に背筋を伸ばして座る
  2. 片手を反対側の太ももの上に置く
  3. もう一方の手で反対側の後頭部をつかむ
  4. 斜め前に引っ張りながら20~30秒キープ
  5. 反対側も同じように行う
✅️【ポイント】
  • 肩甲挙筋をターゲットにしたストレッチ

  • キープ中に呼吸を止めないようにする

  • 片側20~30秒キープ×2~3セットを目安に行う

肩甲骨ストレッチ⑤「菱形筋」

【やり方】

  1. 椅子に背筋を伸ばして座る
  2. 両手を組んで前方へ伸ばす
  3. オヘソを覗き込みながら背中を丸める
  4. そのままの姿勢を20~30秒キープ
  5. 元の姿勢に戻す
✅️【ポイント】
  • 菱形筋をターゲットにしたストレッチ

  • キープ中に呼吸を止めないようにする

  • 20~30秒キープ×2~3セットを目安に行う

肩甲骨ストレッチの効果を高めるコツ

肩甲骨ストレッチの効果を高めるには、少しずつ体を慣らしながら、できるだけ毎日続けることが大切です。具体的には次の4つを意識して取り組んでみてください。

1. 肩甲骨の動きを意識する

肩甲骨ストレッチの効果を高めるには、肩甲骨の動きを意識することが大切です。肩甲骨の動きを意識することで、周辺の筋肉の動きも良くなります。

ただし、力を入れ過ぎないように注意してください。強い力が加わると、筋肉が緊張して伸びにくくなってしまいます。無理やり肩甲骨を動かそうとしてはいけません。肩甲骨の動きを感じ取れればOKです。

2. 少しずつ可動域を広げていく

体が硬い人は、少しずつ可動域を広げていきましょう。初めの頃はあまり伸ばせなくても、継続するうちに必ず柔軟性が高まってきます。

まずは、ストレッチに体を慣らすことが大切です。20〜30秒キープするタイプのストレッチを行う場合には、ちょっと痛いけど気持ちよく感じる程度の可動域が効果的です。

3. 種目に変化をつける

毎回同じメニューを行うよりも、定期的にメニューを変えた方が、刺激に対する慣れを防げるため、ストレッチ効果を高めやすくなります。また、ストレッチに対するモチベーションも維持しやすくなります。

例えば、1週目に「肩回し」「肩甲挙筋」のストレッチを行ったとしたら、2週目は「四つん這い」「菱形筋」のストレッチに変えてみるのです。

4. 毎日決まったタイミングで行う

肩甲骨ストレッチの効果を高めるには、継続することが大切です。そのためには、毎日決まったタイミングで行うと、日常生活の一部として習慣化しやすくなります。例えば、朝食前や入浴後など、自分が取り組みやすいタイミングでOK。

ストレッチは、一度に大きな効果を求めるのではなく、毎日少しずつ続けることが成功の秘訣です。

通常のストレッチでは物足りない場合は?

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【VRTXマルチハンドの使用例】
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下の動画では、8種類のストレッチを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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肩甲骨ストレッチで肩こりを解消しよう!

自宅で肩こりを解消するには「肩甲骨ストレッチ」が効果的です。初心者の方は、本記事で紹介した肩甲骨ストレッチの中から2〜3種目を選び、1日5〜10分を目安に始めてみてください。まずは、動作が簡単な「肩回し」「肩甲挙筋」「菱形筋」のストレッチがおすすめです。

好きな音楽を聴きながら行えば、心身がリラックスし、毎日楽しく続けられるでしょう。ぜひ「肩甲骨ストレッチ」を習慣化し、肩こりの解消を目指してください!



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