腹筋を割るには?「ダイエット+筋トレ」によるシックスパックの作り方を解説
「腹筋運動をしているのになかなか腹筋が割れない・・・」と悩んでいませんか?実は、腹筋を割るには腹筋運動だけ行っていてもダメなんです。
お腹まわりの脂肪が減らない限り、腹筋はいつまで経っても割れませんし、シックスパックにもなれません。
本記事では、短期間で腹筋を割るための方法について詳しく解説します。腹筋を割るための正しいアプローチ方法と具体的な取り組み方を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
腹筋を割るための方法は?
腹筋はもともと割れているので、体脂肪率が低ければ、腹筋を鍛えていない人でも腹筋がうっすらと割れて見えます。
ただし、腹筋の割れ目を深くし、カッコいいシックスパックを手に入れたいなら、腹筋を鍛えて、腹筋自体に厚みをつけなければなりません。腹筋自体に厚みがあれば、体脂肪が減ったときに、割れ目がはっきりと見えてきます。
割れ目がはっきりと見えるシックスパックの腹筋を作るには、「ダイエットで体脂肪率を低くする」「筋トレで腹筋に厚みをつける」の両面からアフロ―チすることが大切です。
腹筋を割るのに効果的なダイエット方法は?
腹筋を割るためには、体脂肪率を15%以下にしなければなりません。
体脂肪率が13〜15%になると、腹筋がうっすらと割れて見えてきます。さらに、10%以下になると、腹筋の割れ目がはっきりと見えるようになります。それでは、体脂肪率を下げるのに効果的なダイエット方法について見ていきましょう。
1. カロリー収支をマイナスにする
ダイエットの基本は、カロリー収支をマイナスにすることです。「摂取カロリー < 消費カロリー」の状態が維持されれば、体は、不足分のカロリーを体脂肪を燃やして補おうとするため、その分の体脂肪が減っていきます。
たとえば、1日に1500kcal摂取して1800kcal消費した場合、カロリー収支は-300kcal。脂肪1g=約7.2kcalなので、約42gの体脂肪を減らせます。これを1ヶ月継続すれば、約1260gの体脂肪が減少するのです。
ただし、筋肉も減ってしまうと体脂肪率は下げられませんので、筋肉を減らさずに体脂肪だけを減らすよう注意しなければなりません。
2. 炭水化物の摂取量を減らす
体にたまった脂肪の正体は「摂り過ぎた炭水化物(糖質)」です。炭水化物は消化吸収の過程でブドウ糖に変わり、肝臓と筋肉に「グリコーゲン」という形で貯蔵されます。
しかし、肝臓は50〜80g、筋肉は200〜300gしか貯められないため、3食欠かさず炭水化物を食べていると、肝臓も筋肉も、すぐに限界近くまでグリコーゲンが貯まってしまうのです。
そこで行き場を失ったブドウ糖が向かうのが脂肪細胞。脂肪細胞へと運ばれたブドウ糖は、中性脂肪に合成されて貯蔵されます。したがって、炭水化物を摂り過ぎている限り、いくらカロリーやアブラ物をカットしても脂肪は減らないのです。
炭水化物の摂取量を手っ取り早く減らすには、主食(米・パン・麺類など)の量を減らしましょう。たとえば、朝・昼・夕に白米を1膳ずつ食べていたのであれば、夕食ではカットして、朝と昼だけにします。あるいは、1回で食べる量を1/2〜1/3に減らしてもOKです。
3. タンパク質の摂取量を増やす
タンパク質の摂取量を増やすと、体脂肪がエネルギーとして消費されやすくなります。なぜなら、タンパク質の摂取によって「食事誘発性熱産生(DIT)」が高まるからです。
DITとは、食べた物が消化吸収される過程で発生するエネルギー。DITはタンパク質を食べた時が最も高くなり、摂取カロリーの約30%。炭水化物と脂質のDITは摂取カロリーの4〜6%。したがって、タンパク質の摂取量を増やすと、DITで消費されるエネルギーが増えて、体脂肪が燃えやすくなるのです。
また、タンパク質の摂取は、ダイエット中の筋肉の維持にも役立ちます。筋肉の原料であるタンパク質を多く摂ることで、トレーニング後の筋繊維の修復が促され、ダイエット中の筋肉の減少を防いでくれるのです。
ダイエット中のタンパク質の摂取量は、1日につき、体重1kgあたり1.2〜1.5gを目安にしましょう。
たとえば、体重60kgの人であれば、1日72〜90gが目安です。なお、カロリーを抑えるために「高タンパク・低脂質」の食材を選んでください。おすすめは、鶏の胸肉(皮なし)・鶏のササミ・牛や豚のヒレ肉・白身魚・エビ・タコ・イカ・貝類・卵白などです。
4. 緑黄色野菜をしっかり食べる
野菜は水分が多く低カロリー。しかも食物繊維が豊富なので、ダイエットに適しています。
特に、緑黄色野菜は栄養価が高く、ビタミンやミネラルを多く含むため、しっかり食べるようにしましょう。ビタミン・ミネラルには、代謝をアップさせ脂肪燃焼を促進する働きがあるので、ダイエットには欠かせません。
厚生労働省が推奨している野菜摂取量の目安は1日350g。ダイエット効果を高めるには、その内の200g以上を緑黄色野菜で摂るよう心がけましょう。おすすめは、ブロッコリー・トマト・パプリカ・小松菜・オクラ・スナップエンドウ・カボチャ・ニンジンなどです。
腹筋を割るのに効果的な筋トレ方法は?
それでは、腹筋を割るのに効果的な筋トレ方法を紹介します。具体的には下記の5種目です。どの種目も自宅で手軽にできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
クランチ【腹筋の上部】
やり方
- 床に仰向けになって寝る
- 膝を立て、両手を頭の後ろで組む
- アゴを引き自分のオヘソを見るようにする
- 息を吐きながら、上半身を丸めるようにゆっくり起こす
- オデコをオヘソに近づけるイメージで行う
- 起こす高さは、背中上部が床から浮く程度でOK
- 上半身を起こしたら、そのまま2~3秒キープ
- キープ終了後、息を吸いながら上半身をゆっくり戻す
- 上記4~8を繰り返す
- 10~15回×2~3セットを目安に行う
リバースクランチ【腹筋の下部】
やり方
- 床に仰向けになって寝る
- 腕を体側に伸ばし手の平は床に伏せておく
- 脚を真上に上げて、膝を90度に曲げる
- 息を吐きながら、骨盤を丸めるようにして膝を胸に近づける
- 膝が胸につくくらいまで丸めたら、そのまま2〜3秒キープ
- キープ終了後、息を吸いながらゆっくりお尻を下ろす
- 上記4~6を繰り返す
- 10~15回×2~3セットを目安に行う
サイドクランチ【脇腹】
やり方
- 体の右側を下にして床に寝る
- 両膝は適度に曲げた状態にしておく
- 左手を頭の後ろに回し、右手は左脇腹の上に置く
- 息を吐きながら、左肘を腰に近づけるようにして左脇腹を縮める
- 左肘が最も腰に近づいた位置で2~3秒キープ
- キープ終了後、息を吸いながらゆっくり戻す
- 上記4~6を繰り返す
- 10~15回×2~3セットを目安に行う
- 動作中に足が動かないように注意する
- 片側が終了したら、同じ要領で反対側も行う
ツイストクランチ【脇腹】
やり方
- 床に仰向けになって寝る
- 右手を頭の後ろに回し、左手は体側に伸ばしておく
- 右膝を立て、左脚は床から少し浮かせた状態で伸ばしておく
- 息を吐きながら、右肘と左膝を近づけていく
- 右肘と左膝がくっついた位置で2~3秒キープ
- キープ終了後、息を吸いながらゆっくり戻す
- 上記4~6を繰り返す
- 10~15回×2~3セットを目安に行う
- 動かす方の脚は、戻した時も床から少し浮かせた状態にしておく
- 片側が終了したら、同じ要領で反対側も行う
ダブルクランチ【腹筋全体】
やり方
- 床に仰向けになって寝る
- 膝を立て、両手を頭の後ろで組む
- アゴを引き自分のオヘソを見るようにする
- 脚を真上に上げて、膝を90度に曲げる
- 息を吐きながら、上半身とお尻を同時に起こす
- 上半身はオデコをオヘソに近づけるイメージで丸める
- 下半身は骨盤を丸めるようにして膝を胸に近づける
- オデコと膝が近づいた位置で2~3秒キープ
- キープ終了後、息を吸いながらゆっくり戻す
- 上記5~9を繰り返す
- 10~15回×2~3セットを目安に行う
腹筋トレーニングの効果を高めるポイント
腹筋トレーニングの効果は、取り組み方次第で変わってきます。腹筋を割るためには、下記の3つのポイントを意識して取り組みましょう。
腹直上部・腹筋下部・脇腹をバランス良く鍛える
腹筋を割るためには「腹直上部」「腹斜下部」「脇腹」をバランス良く鍛える必要があります。たとえば、下記のプログラムがおすすめです。
- クランチ・・・腹筋上部を鍛える
- リバースクランチ・・・腹筋下部を鍛える
- サイドクランチ・・・脇腹を鍛える
- ダブルクランチ・・・腹筋上部・腹筋下部を鍛える
- ツイストクランチ・・・脇腹を鍛える
腹筋をしっかり収縮させる
腹筋を割るためには、1回1回腹筋をしっかり収縮させながら鍛えることが大切です。腹筋を収縮させるには、筋肉が最も収縮する位置で2〜3秒キープしましょう。すぐに切り返してしまうと、負荷を十分に受け切れません。
また、最大収縮位置では、息を吐き切ることも大切です。お腹に空気が残っていると、それがクッションとなって腹筋の収縮が妨げられてしまいます。
腹筋を正しいフォームで鍛えた場合、それほど多くは反復できません。目安としては、20回以下でオールアウトするよう、1回1回しっかり収縮させましょう。
週3~4日を目安に腹筋トレーニングを行う
腹筋を割るためには、週3〜4日の頻度で腹筋を鍛えると良いでしょう。腹筋は丈夫で疲れにくい筋肉です。そのため、週間頻度を高くした方が効果を出しやすいのです。
たとえば、月・水・金の週3日。あるいは、月・水・金・日・火・木・土・・・のローテーション。ただし、筋肉痛が残っている場合には、筋肉痛が治まってから行ってください。
腹筋を割るのに必要な期間は?
体脂肪率が20%程度の人が腹筋を割るには、最短でも2〜3ヶ月はかかります。一般的なダイエットで減らせる脂肪の量は、1ヶ月でせいぜい2〜3kgです。
たとえば、体重70kgで体脂肪率20%だとしたら、体脂肪量は14kg。この人が、1ヶ月で体脂肪量を3kg減らしたとしたら、体重が67kgで体脂肪量が11kgとなり、体脂肪率は16.4%。したがって、腹筋が割れて見えるまでには、もう1〜2ヶ月必要であり、トータルで2〜3ヶ月かかることになります。
(注) 上記の例では、筋肉量の増減は見込んでいません。
はっきりとしたシックスパックを目指すのであれば、体脂肪率10%以下が目標なので、さらに長い期間が必要です。もちろん、その間、腹筋に厚みをつけるための腹筋トレーニングも継続して行わなければなりません。
腹筋を鍛えるにはゴムバンドがおすすめ!
ゴムバンドとは、ゴムの張力を利用して負荷をかけるトレーニング器具です。初動では負荷が小さく、ゴムを伸ばすに従って少しずつ大きくなるため、女性や高齢者の方でも、自分の筋力に合わせて無理なく筋肉を強化できます。
腹筋トレーニングにゴムバンドを用いるメリットは下記の通りです。
腹筋の収縮を強められる
ゴムバンドを用いることで、腹筋トレーニングの負荷が高まります。腹筋にかかる負荷が高まれば、それだけ収縮も強まるため、腹筋に厚みをつけやすくなるのです。
低回数で効率良く鍛えられる
腹筋にかかる負荷が高まると、1回1回の動作がきつくなるため、低回数で効率良く鍛えられます。腹筋を割るためには、回数ではなく「効き具合」を重視することが大切です。
高性能のマシンと同じ効果が期待できる
ゴムバンドの負荷のかかり方は、ジムにある高性能なマシンと同じです。よって、自宅にいながら、ジムで鍛えるのと同じ効果が期待できます。
安全性・快適性に優れたゴムバンドを選ぼう!
ゴムバンドには注意すべき点もあります。劣化すると切れる可能性があるのです。使用中に突然切れた場合、ケガにつながる危険性もあるので注意しなければなりません。
劣化による断裂を防ぎ、安全に筋トレをしたい方には「VRTXバンド」がおすすめです。VRTXバンドは米国特許取得の新感覚素材を採用しているため、断裂の心配がありません。また、肌触りや負荷のかかり方が非常に滑らかであり、快適な使い心地が得られます。
米特許取得の新感覚素材を採用。日本グッドデザイン受賞。切れにくく、肌に優しい。安全性と快適性を実現。
◉「VRTX BAND」の選ばれる理由- 肌触り良く、切れる心配なし: 米特許取得の新感覚素材を使用。切れにくく肌に優しい。ゴムチューブの劣化や肌への問題を解消し、トレーニング初心者でも安全かつ快適に利用可能。
- 幅広い強度バリエーション: 7段階の強度設定。1kgから91kgの負荷調整可能。初心者から上級者、老若男女を問わず、種目に応じてバンドを使い分け、多彩なトレーニングが実現。
- トレーニング動画100本以上を公開: 各領域のトレーナーが使用方法を紹介する動画を100本以上公開中。筋力トレーニングに限らず、ストレッチや競技パフォーマンス向上にも活用可能。
さらには、バンドの強度が7段階(1〜91kg)に分かれているため、自分にピッタリの強度が必ず見つかり、無理なくトレーニング効果を高められるでしょう。
【VRTXバンド】腹筋を鍛える筋トレ6種目の紹介
VRTXバンドを用いた腹筋トレーニング法を紹介します。下の動画を参考にしながら、自分に合ったバンドの強度で行ってみてください。
【動作のポイント】
1. スタンディングクランチ(1:17~)・腹筋の力だけで背中を丸める
・背中を丸めた状態で2~3秒キープ
・オヘソの辺りを軸にして横にたおす
・横にたおした状態で2~3秒キープ
・腹筋からひねるよう意識する
・腹筋をひねった状態で2~3秒キープ
・上体を起こしたまま踵にタッチする
・踵にタッチした状態で2~3秒キープ
・オヘソを覗き込むように背中を丸める
・背中を丸めた状態で2~3秒キープ
・腹筋からひねるよう意識する
・腹筋をひねった状態で2~3秒キープ
- 男性 : 1番「X-LIGHT」~2番「LIGHT」
- 女性 : 0番「ZERO」~ 1番「X-LIGHT」
- 70歳以上 : 00番「DOUBLE ZERO」~0番「ZERO」
② 中級者(トレーニング経験3ヶ月以上)
- 男性 : 2番「LIGHT」~3番「MEDIUM」
- 女性 : 1番 「X-LIGHT」~2番「LIGHT」
- 70歳以上 : 0番「ZERO」~ 1番「X-LIGHT」
③ 上級者(トレーニング経験6ヶ月以上)
- 男性 : 3番「MEDIUM」~4番「HEAVY」
- 女性 : 2番「LIGHT」~3番「MEDIUM」
- 70歳以上 : 1番「X-LIGHT」~2番「LIGHT」
【VRTXバンドの強度をアップさせるタイミング】
筋肉を強化するには、筋力アップに応じて、VRTXバンドの強度を上げていくことが大切です。目安としては、正しいフォームで15〜20回繰り返せるようになったら、VRTXバンドの強度を1段階アップさせるとよいでしょう。
まとめ
腹筋を割るには「ダイエットで体脂肪率を低くする」「筋トレで腹筋に厚みをつける」の両面からアフロ―チすることが大切です。まずは体脂肪率15%以下を目標に、ダイエットと腹筋トレーニングに取り組みましょう。
うっすらと腹筋が見えて来ると、モチベーションが一気に高まります!そうなれば、カッコいいシックスパックになれる日も近いでしょう。2〜3ヶ月後を目標に、正しい方法でアプローチして、理想の腹筋を目指しましょう!