お尻ストレッチのおすすめ4選!コリを解消する効果的な方法を解説
お尻のコリが気になっていませんか?
お尻には、歩行や姿勢維持をサポートする重要な筋肉があるので、常に柔らかい状態にしておくのがベストです。
そこで今回は、お尻のコリを解消するためのストレッチ方法や、効果を高めるポイントなどを解説します。お尻ストレッチは、美容や健康に様々な効果をもたらしますので、ぜひ参考にしてください。
お尻ストレッチで期待できる効果
ストレッチでお尻のコリをほぐし、筋肉の柔軟性を高めることで、体にうれしい様々な効果がもたらされます。お尻ストレッチの主な効果は次の4つです。
1. お尻の垂れ下がりを防ぐ
お尻が垂れ下がる原因として、骨盤のゆがみが大きく影響しています。骨盤はお尻の筋肉に包まれているため、中の骨盤がゆがむとまわりの筋肉も影響を受け、お尻の形が崩れてくるのです。
お尻ストレッチには、お尻の垂れ下がりを防ぐ効果があります。ストレッチによってお尻の筋肉が柔らかくなると、中の骨盤が正常な位置に戻されお尻の形が整うのです。
2. 姿勢が改善する
お尻の筋肉が硬くなると、骨盤がゆがみ、姿勢が悪くなってきます。骨盤が前に傾けば反り腰となり、後ろに傾けば猫背になってしまうのです。
お尻ストレッチには、姿勢を改善する効果があります。ストレッチによってお尻の筋肉が柔らかくなると、骨盤が立ち、背骨が自然なカーブを描くようになるため、正しい姿勢を保ちやすくなるのです。
3. 歩行機能が向上する
お尻の筋肉には、太ももを後方へ振る働きがあります。そのため、お尻の筋肉が硬くなると、太ももを後方へ振りづらくなり、歩行機能が低下してしまうのです。
お尻ストレッチには、歩行機能を高める効果があります。ストレッチによってお尻の筋肉がほぐれると、太ももを後方へ振りやすくなり、歩行がスムーズになるのです。
4. 基礎代謝が上がる
お尻の筋肉は非常に大きいため、筋肉量が減ると、基礎代謝も下がりやすくなります。そして、エネルギーを消費しにくい体質となり、太りやすくなってしまうのです。
お尻ストレッチには、基礎代謝を上げる効果があります。ストレッチによってお尻の筋肉が動きやすくなれば、筋肉量の増加につながり、基礎代謝が上がるのです。
お尻ストレッチのターゲットとなる筋肉
お尻ストレッチのターゲットは、大殿筋(だいでんきん)・中殿筋(ちゅうでんきん)・小殿筋(しょうでんきん)・梨状筋(りじょうきん)です。お尻には骨格がないため、これらの筋肉が協調し、位置を保っています。では、それぞれの筋肉について見ていきましょう。
お尻ストレッチのターゲット➀「大殿筋」
大殿筋は、お尻を構成する筋肉の中で最も表層部にあり、単一筋としては、人体の中で最大の面積を誇ります。
主な働きは、股関節の伸展(太ももを後方へ振る動作)・股関節の外転(太ももを外側へ振る動作)・股関節の外旋(太ももを外側へひねる動作)です。特に、歩行や走る動作で太ももを後方へ振る際に重要な働きをします。
お尻ストレッチのターゲット②「中殿筋」
中殿筋は、大殿筋の上部に位置し、一部は大殿筋に覆われています。主な働きは、股関節の外転(太ももを外側に振る動作)です。特に、体を横方向へ方向転換させる際に重要な働きをします。バスケットボールやサッカーなど、体の素早い切り返しが求められるスポーツにおいて活躍する筋肉です。
お尻ストレッチのターゲット③「小殿筋」
小殿筋は、中殿筋よりも更に深層に位置しています。主な働きは、中殿筋と同じく、股関節の外転(太ももを外側に振る動作)です。中殿筋が外転動作の主動筋であり、そのサポートをしているのが小殿筋なのです。
お尻ストレッチのターゲット④「梨状筋」
梨状筋は、お尻の最も深層に位置し、骨盤の内側から大腿骨にかけて走っています。主な働きは、股関節の外旋(太ももを外側へひねる動作)です。股関節の可動域を広げ、下半身の動きを良くする重要な役割を担っています。
お尻ストレッチのおすすめ4選
それでは、おすすめのお尻ストレッチを紹介します。具体的には次の4種目です。まずは「大殿筋」のストレッチから始め、慣れたら他の種目も加えていくと良いでしょう。
1. 大殿筋のストレッチ➀
【やり方】
- 床に座り、両脚を伸ばして左右に開く
- 左脚を曲げ、内側へ折り込む
- 体を左方向へ向け、右脚を後ろへ伸ばす
- そのまま20~30秒キープする
- 左右交互に2~3セット行う
-
両手を床に置き、バランスを取りながら行う
-
体が硬い場合は10~15秒キープから始める
2. 大殿筋のストレッチ②
【やり方】
- 両脚を伸ばし、床に仰向けに寝る
- 両膝を突き上げるように曲げ、両手で抱える
- 曲げた膝を胸の方に近づけるように引っ張る
- そのまま20~30秒キープする
- 2~3セット行う
-
頭と背中は床につけたままにしておく
-
片脚ずつ行ってもOK
3. 中殿筋・小殿筋のストレッチ
【やり方】
- 床に足を伸ばして座る
- 右膝を立て、右足を左足の外側に出す
- 上半身を右方向にひねる
- そのまま20~30秒キープする
- 左右交互に2~3セット行う
-
立てた膝の外側を、反対側の肘で軽く押す
-
お尻の側面の伸びを感じながら行う
4. 梨状筋のストレッチ
【やり方】
- 床に仰向けになって寝る
- 右膝を立て、左方向へ倒していく
- 顔を右方向へ向け、体をひねる
- そのまま20~30秒キープする
- 左右交互に2~3セット行う
-
倒した脚の側面を、反対側の手で軽く押す
-
お尻の側面の伸びを感じながら行う
お尻ストレッチの効果を高めるポイント
お尻の筋肉は大きいため、しっかりほぐすには、筋肉が伸びやすい状態でストレッチすることが大切です。お尻ストレッチの効果を高めるには、次の3点を心掛けましょう。
1. 体が温まっている状態で行う
お尻は筋肉量が多いため、体を温めてからストレッチを行った方が、血行が促進され、筋肉がほぐれやすくなります。お尻ストレッチを行うタイミングとしては、筋トレ後やお風呂上がりがおすすめです。体が温まっていない場合には、スクワットや足踏み運動などを5分程度行ってからストレッチに入ると良いでしょう。
2. 股関節の柔軟性も高める
お尻の筋肉は股関節と連動しているので、お尻の筋肉をほぐすには、股関節の柔軟性も高めておく必要があります。股関節が硬いと、太ももの可動域が狭くなるため、お尻の筋肉も動きにくくなってしまうのです。
お尻ストレッチを行う際は、股関節ストレッチも併せて行うと良いでしょう。股関節ストレッチを2種目紹介しますので、参考にしてください。
<股関節ストレッチ➀>
【やり方】
- 床に座り、左右の足裏を正面で合わせる
- 両手で足先を持ち、両膝を外側へ倒す
- 股関節が開きやすい位置まで上体を前傾させる
- 両手で膝を軽く押すようにしてもよい
- そのまま20~30秒キープ×2~3セット行う
<股関節ストレッチ②>
【やり方】
- 床に座り、脚を伸ばして左右に開く
- 両脚を伸ばしたまま、上体を前に倒す
- そのまま20~30秒キープ×2~3セット行う
- 上体を倒す深さは無理のない範囲でOK
3. 週3回以上行う
ストレッチは、一度に大きな効果を求めるのではなく、コンスタントに少しずつ続けることが成功の秘訣です。間隔をあまり空けずに行った方が、筋肉が柔らかい状態を維持しやすくなります。
ただし、無理は禁物です。初心者の方は、まずは1〜2日おきに週3回から始めてみてください。そして、体がストレッチの刺激に慣れてきたら少しずつ日数を増やし、できるだけ毎日行うようにすると、早期に効果を実感できるでしょう。
通常のストレッチでは物足りない場合は?
ストレッチは、器具を使わずに行うことができるトレーニングです。しかし、体がストレッチの刺激に慣れてくると、中には「徒手だと物足りない」「もっと強いストレッチ感を得たい」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
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【VRTXマルチハンドの使用例】
VRTXマルチバンドを使用したストレッチのやり方を紹介します。一般的なストレッチでは難しいポーズも、VRTXマルチバンドを使えば可能となります。また、体の末端をしっかり引き寄せて伸ばすことで、ストレッチ効果がより高まるのです。
下の動画では、上半身のストレッチ4種類と下半身のストレッチ4種目を紹介しています。
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ストレッチでお尻のコリを解消しよう!
お尻のコリを解消するにはストレッチが効果的です。ストレッチによってお尻の筋肉が柔らかくなると、歩行機能の向上や姿勢の改善、お尻の垂れ下がり防止などの効果が得られます。また、基礎代謝も上がるため、ダイエット効果も期待できます。
お尻が硬いと感じている方は、ぜひ本記事を参考にしてストレッチを行い、お尻のコリを解消してください!