運動不足解消におすすめの方法は?筋トレやストレッチ、チューブトレーニングでの解消法を紹介
「運動不足を解消したいけど、何をすればいいの…」と悩んでいませんか?
運動不足が続くと、太りやすくなるだけでなく、健康にも大きな影響を及ぼす可能性がありますので、注意が必要です。
そこで今回は、運動不足解消におすすめの方法を紹介します。筋トレやストレッチ、チューブトレーニングでの解消法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
運動不足度をセルフチェック!
初めに、自分の運動不足度をセルフチェックしてみましょう。やり方は簡単です。まず、下記10項目の中で、自分に当てはまる項目が何個あるかチェックしてみてください。
- デスクワーク中心の仕事をしている
- 家ではゴロゴロしている時間が長い
- 体を動かすとすぐに疲れてしまう
- ストレスが溜まりやすい
- 椅子に座った状態から片足で立てない
- 片足で立ったまま30秒キープできない
- 歩いていてつまずくことがよくある
- 最近太ったと感じる
- 1日に合計で1時間以上歩いていない
- 3ヶ月以上運動らしい運動をしていない
次に、チェックした数をもとに、自分の運動不足度を確認してみましょう。
- 0~3個 : 今のところ問題なし
- 4~6個 : 軽度な運動不足
- 7~10個 : かなり運動不足
判定結果が、「かなり運動不足」になってしまった場合には注意してください。このまま何も手を打たなければ、健康に大きな影響を及ぼす可能性がありますので、無理のない範囲で運動することをおすすめします。
運動不足が続くとどうなるの?
では、運動不足が続くとどうなるのでしょうか?ここでは4つの主な影響を紹介します。
1. 筋肉量が減り基礎代謝が低下する
30歳を過ぎて運動不足のままでいると、筋肉量は年に1%ずつ減ると言われています。筋肉量が減ってくると、基礎代謝もどんどん低下してきます。
基礎代謝とは、心拍や呼吸、体温の調節など、生命を維持するための必要最低限のエネルギーです。基礎代謝は、何もせずにじっとしているだけでも消費され、しかも、1日の総消費カロリーの約70%を占めています。
そのため、基礎代謝が低下すると消費カロリーが大幅に減り、太りやすくなってしまうのです。
2. 血流が悪くなり様々な症状が現れる
筋肉量が減少すると、筋肉が血液を送り出す働きも低下するため、血流が悪くなります。血液は、人間が生きていくために大切な役割を担っています。例えば、酸素や栄養素の運搬、体温の調節、脂肪や老廃物の排出、傷口の修復など。
したがって、血流が悪くなると、様々な症状が現れやすくなるのです。例えば、むくみ、冷え、頭痛、めまい、便秘、肌荒れなど。また、血流が悪くなると、その部分に凝りが生じ筋肉が硬くなります。すると、肩こりや腰痛の原因にもなってしまうのです。
3. 骨密度が低下し骨がもろくなる
骨の形成には、カルシウムなどの栄養素の他に、運動による刺激も必要です。運動によって骨が刺激されると、骨を形成する細胞が活性化し、骨密度が高まります。逆に運動不足が続くと、骨密度が低下し、骨がもろくなりやすいのです。
更には、骨密度が低下すると、骨粗しょう症になる危険性も高まってきます。骨粗しょう症とは、骨の中身が粗くなり、骨折しやすくなる病気です。
4. 生活習慣病のリスクが高まる
運動不足が続くと糖の消費量が減り、血糖値が高い状態(高血糖)となります。すると、脂肪の蓄積や血管の老化が進み、生活習慣病のリスクが高まってしまうのです。
生活習慣病とは、運動不足や食生活の乱れ、喫煙、飲酒などが原因となって発症する病気の総称。例えば、糖尿病・脂質異常症・高血圧・高尿酸血症などです。
更には、生活習慣病の悪化は、日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病、脳卒中など、重大な病気の発症にも繋がるので、注意しなければなりません。
運動不足解消に必要な運動量は?
厚生労働省では「健康づくりのための身体活動基準2013」にて、運動不足を解消するには「週に3メッツ以上の運動を4時間以上行う」のが望ましいとしています。
メッツとは、安静時を1メッツとして、1時間でその何倍のカロリーを消費するかを示す指数です。
例えば、軽い筋トレやウォーキングなどが3メッツに該当します。つまり、軽い筋トレやウォーキングを週に4時間以上行うのが望ましいということです。
ただし、運動不足の人にとって無理は禁物。
この数値はあくまでも目安なので、初めは、自分の体力に合わせて無理のない運動量からスタートするべきです。そして、体力の向上に伴い、少しずつ増やしていくようにしてください。
まずは、1日30分×週3日=週90分くらいを目標に取り組むのがよいでしょう。
運動不足解消におすすめの方法は?
それでは、運動不足解消におすすめの方法を紹介します。具体的には下記の3種の運動がおすすめです。それぞれの運動の特徴を見ていきましょう。
1. ストレッチで筋肉をほぐす
運動不足の人に、まず取り組んでもらいたいのがストレッチ。
運動不足の人は筋肉が凝り固まっているため、そのまま筋トレを行っても効果が低いのです。したがって、まずはストレッチを行い、筋トレ前に筋肉をしっかりほぐすことが大切。筋肉をほぐしてから筋トレを行った方が、筋肉が使われやすくなり効果が出しやすくなります。
また、筋トレ後にもストレッチを行うようにしましょう。筋トレ後はクールダウンとしての効果があり、筋肉痛や疲労の回復が早まります。
ストレッチは、頻度を多くしてもいいので、筋トレ前後だけでなく、起床後やデスクワークの合間、お風呂上がりなどにもおすすめです。
2. 筋トレで筋肉を鍛える
ストレッチで筋肉がほぐれたら、筋トレにも取り組みましょう。
重い負荷は必要ないので、自重や軽いダンベルでの筋トレが効果的です。特に、運動不足になると下半身の筋肉から衰えるので、脚(太もも・ふくらはぎ)の筋トレが大切。また、体幹(腹・背中)も運動機能を高める重要な部位なので、優先して鍛えましょう。
筋トレは毎日行う必要はありません。
1〜2日おきに週3日を目安に行うのがベスト。筋トレによって破壊された筋線維が修復されるには、筋トレ後48~72時間かかります。その間は、しっかりと栄養を摂って筋肉を休養させることが、筋力アップ・筋肥大のポイントです。
3. 有酸素運動で脂肪を燃やす
ダイエットを目的とする場合、筋トレと併用したいのが有酸素運動。有酸素運動を行うと、体に大量の酸素が取り込まれ、脂肪燃焼が促進されるのです。また、心肺機能も強化され、持久力も高まってきます。例えば、ウォーキングや踏み台昇降、ダンスなどがおすすめ。
有酸素運動は、筋肉にかかる負荷が軽いため、毎日行うこともできます。しかし、いきなり無理をしてしまうと長続きしませんので、まずは、週3日を目標に継続しましょう。
【ストレッチ】おすすめ動画2選
ここからは、具体的な運動のやり方を紹介していきます。まずは、運動不足解消におすすめのストレッチからです。
下記の2本の動画を参考にしながら、筋トレ前後やお風呂上がりに、5〜10分を目安に行ってみましょう。
1. 全身のストレッチ
【ポイントと注意点】
- ストレッチは、伸ばしている筋肉を意識しながら行うのがポイント。
- 反動をつけて強く伸ばしてしまうと、逆に縮もうとする力が強まるので注意。
- ちょっと痛いけど我慢できる「イタ気持ちいい」程度に伸ばすのがベスト。
2. 下半身のストレッチ
【ポイントと注意点】
- 下半身のストレッチでは、股関節まわりをほぐすのがポイント
- 息は止めずに、ゆっくりと長く呼吸するよう心掛ける。
- 目安としては、3〜4秒で鼻から吸い、6〜7秒で口から吐くようにする。
【筋トレ】おすすめ動画3選
続いて、運動不足解消におすすめの筋トレを紹介します。下記の3本の動画が参考にしながら、ストレッチの後に、10〜20分を目安に行ってみましょう。
1. 下半身の筋トレ
【ポイントと注意点】
- スクワットは、お尻を突き出すようにしながらしゃがむのがポイント。
- フロントランジは、足裏全体で床を蹴って戻すようにしよう。
- カーフレイズは、踵を上げた状態で2〜3秒キープする。
- 6種目連続で行うのがキツイ場合は、2〜3種目ずつに分けてOK。
2. 体幹の筋トレ
【ポイントと注意点】
- プランクは、腹筋に力を入れてキープし、腰が落ちてこないように注意。
- ヒップリフトは、お尻をキュッと締めながらキープしよう。
- ハンドニーは、手と足を同じ高さで伸ばしながらキープしよう。
- 正しい姿勢を維持することで、インナーマッスルも鍛えられる。
3. ダンベルを使った筋トレ
【ポイントと注意点】
- 15〜20回繰り返せる軽めの重量からスタートしよう。
- 筋力アップに応じて、少しずつ重くしていくと効果が高まる。
- ダンベルの代わりに、水を入れたペットボトルを使用してもOK。
- キツイ場合には、種目間のインターバルを30秒〜1分にしよう。
【有酸素運動】おすすめ動画3選
次に、運動不足解消におすすめの有酸素運動を紹介します。
下記の3本の動画を参考にしながら、筋トレの後に、10〜20分を目安に行ってみましょう。もちろん、有酸素運動だけでもOKですので、無理のない範囲で行ってください。
1. 室内散歩
【ポイントと注意点】
- 腕を振ったり回したりしながら歩くことで、消費カロリーが増え効果が高まる。
- 20分がキツイ場合には、5〜10分から始めて、少しずつ延ばしていけばOK。
- 呼吸は「吸う吸う・吐く吐く」のリズムで行うと、運動を持続しやすくなる。
2. 踏み台昇降
【ポイントと注意点】
- 踏み台の高さは、10〜30cmを目安に選ぼう。価格は2〜4千円が相場。
- なるべく一定のペースを保ちながら行うようにする。
- 体を引き締めるには、「ややキツイ」程度の運動強度がベスト。
3. 痩せるダンス
【ポイントと注意点】
- ダンスは消費カロリーが多く、短時間でもダイエット効果を出しやすい。
- 動作スピードは、自分の体力に合わせて遅くしてもOK。
- とにかく、楽しく運動しながら痩せたい人にはおすすめ。
運動不足解消にはチューブトレーニングもおすすめ!
筋トレ効果を高めるには、筋力アップに応じて負荷を増やしていくことがポイントです。しかし、重いバーベルやダンベルは扱うのが難しく、抵抗を感じる人も多いでしょう。そこでおすすめなのが「トレーニングチューブ」。
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【チューブトレーニング】おすすめ動画3選
では、運動不足解消におすすめのチューブトレーニングを紹介します。下記の3本の動画を参考にしながら、まずは、下半身・背中・腹を優先的に強化しましょう。
1. 下半身のチューブトレーニング
【ポイントと注意点】
- ドンキーキック(0:05〜)・スクワット(4:13~)がおすすめ。
- ドンキーキックは、脚を伸ばした状態で2〜3秒キープする。
- スクワットは、太ももが床と平行になる辺りまでしゃがむ。
- それ以上深くしゃがむと、膝と腰への負担が大きくなるので注意。
2. 背中のチューブトレーニング
【ポイントと注意点】
- ベントオーバーロウ(0:10〜)・シーテッドロウ(0:52〜)がおすすめ。
- ベントオーバーロウは、肘を高く引いた状態で2〜3秒キープする。
- シーテッドロウは、肘を後ろに引いた状態で2〜3秒キープする。
- 背中の筋トレでは、息を吸いながら肘を引き、吐きながら戻すようにする。
3. 全身のチューブトレーニング
【ポイントと注意点】
- 膝付き腕立て伏せ(0:10〜)・クランチ(7:43〜)がおすすめ。
- 膝付き腕立て伏せでは、腕を伸ばした状態で2〜3秒キープする。
- クランチでは、アゴを引き、額をオヘソに近づけるイメージで上体を丸める。
- 全身を鍛える場合には、大筋群➡小筋群の順で行うと、体力を持続しやすい。
- 例えば、スクワット➡ベントオーバーロウ➡腕立て伏せ➡クランチの順。
まとめ
運動不足を解消するうえで大切なのは、自分に無理のない範囲でスタートし、体力の向上に合わせて少しずつ運動量を増やしていくことです。
まずは、「ストレッチ+筋トレ+有酸素運動」で、1日30分×週3日を目標に取り組んでみましょう。もちろん、ストレッチだけ5分とか、有酸素運動だけ10分などでもOKです。
運動を継続すると、外見の変化だけでなく、体の中からも健康になり、基礎代謝のアップや血流の改善、生活習慣病の予防など、様々な効果・メリットがもたらされます。
ぜひ、今回ご紹介した方法を参考にして、運動不足を解消し、健康で快適な毎日をお過ごしください。