腹直筋の筋トレメニュー7選!効率的に鍛える裏ワザと腹筋を割る方法
腹直筋は、シックスパックを形成し、腹部のメインとなる筋肉です。
本記事では、腹直筋を効率的に鍛える方法を紹介します。腹直筋の筋トレメニューや、効率的に鍛える筋トレの裏ワザ、おすすめの筋トレプログラムなどを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
腹直筋とは?
腹直筋とは、腹部の正面を覆っている筋肉で、胸の下から脚の付け根にかけて、縦長に走っています。いわゆる「腹筋」と呼ばれるのが、この筋肉です。
腹直筋は、主に上体を前方へ丸め込む「体幹屈曲」の働きをしています。ただし、可動範囲は狭く、前方に約25度、後方に約30度です。そのため、一般的に行われている可動範囲の広い腹筋運動では、腹直筋を的確に刺激することができません。
また、腹直筋には、内臓を正常な位置に保持する働きもあります。腹直筋が正面の壁となって、内臓を押さえ込んでいるのです。
もし、腹直筋が薄くてペラペラだったら、内臓が斜め下にずり落ち、お腹がぽっこりしてしまいます。お腹が膨らむ原因は、体脂肪が多いからだけではなく、腹直筋が弱いからでもあるのです。
腹直筋の筋トレで得られる効果は?
腹直筋の筋トレを継続することで、体形や姿勢、運動機能において、様々な効果がもたらされます。腹直筋の筋トレで得られる効果は、主に次の5つです。
1. シックスパックが形成される
筋トレで腹直筋を厚くしておくと、体脂肪率を下げた時に割れ目が目立ち、シックスパックが形成されます。しかし、体脂肪率を下げたとしても、腹直筋に厚みがないと、割れ目が浅くて目立たないため、シックスパックが形成されないのです。
2. お腹のポッコリが改善する
筋トレで腹直筋が強化されると、腹部の正面から内臓が押さえ込まれ、お腹のポッコリが目立たなくなってきます。ダイエットで体脂肪を減らすだけでは、お腹のポッコリは解消されません。腹直筋を強化して、内臓を正常な位置に保持する必要があるのです。
3. 基礎代謝がアップする
筋トレで腹直筋を鍛えると、内臓の働きも活発となり、基礎代謝がアップします。実は、肝臓や腎臓など、内臓が基礎代謝に占める割合は筋肉よりも大きいのです。基礎代謝がアップすれば、エネルギー消費が高まり、食べても太りにくい体になってきます。
4. 猫背が改善する
筋トレで腹直筋が強化されると、背筋との筋力バランスが整うため、上体が真っ直ぐとなり、猫背が改善します。腹直筋と背筋は拮抗しており、筋力バランスが悪いと、猫背や腰痛の原因になるのです。特に、腹直筋が弱い人が多いので注意してください。
5. スポーツのパフォーマンスが向上する
筋トレで腹直筋が鍛えられると、スポーツのパフォーマンスが向上します。腹直筋は、体幹を安定させる重要な筋肉です。体幹が安定すれば、大きな筋力を発揮しやすくなります。また、体のブレが少なくなるため、長時間動いても疲れにくくなるのです。
【自重】腹直筋を鍛える筋トレメニュー4選
それでは、腹直筋を鍛える筋トレメニューを紹介します。まずは、自重で鍛える筋トレメニューからです。腹直筋は縦長の筋肉なので、上部(オヘソから上)と下部(オヘソから下)に分けて種目を選び、バランス良く鍛えましょう。
1. クランチ
クランチは、主に腹直筋の上部を鍛える筋トレメニューです。最も基本となる種目なので、初心者の方は、まずはクランチをしっかりマスターしましょう。
【筋トレの強度・量】10~20回×2~3セット
【筋トレのやり方】
- 床に仰向けになって寝る
- 両膝を立て、両手を頭の後ろで組む
- 息を吐きながら、オデコをオヘソに近づけるように上体を丸める
- 上体を丸めたら、息を吐き切るまで、そのままの姿勢をキープ
- キープ終了後、息を吸いながら、ゆっくり元に戻していく
-
終始アゴを引いたまま動作し、腹筋の緊張を維持する
-
上体を上げるのではなく、丸める意識で行う
2. リバースクランチ
リバースクランチは、主に腹直筋の下部を鍛える筋トレメニューです。クランチよりもキツいですが、下腹が気になる方は、ぜひチャレンジしてみてください。
【筋トレの強度・量】10~20回×2~3セット
【筋トレのやり方】
- 床に仰向けになり、腕を伸ばして手の平を床に伏せておく
- 両足を真上に上げて、両膝を90度に曲げる
- 息を吐きながら、骨盤を丸めるようにして膝を胸に近づける
- 骨盤を丸めたら、息を吐き切るまで、そのままの姿勢をキープ
- キープ終了後、息を吸いながら、ゆっくり元に戻していく
-
最初から最後まで膝は90度のまま動作する
-
お尻を上げるのではなく、丸める意識で行う
3. ダブルクランチ
ダブルクランチは、腹直筋全体を鍛える筋トレメニューです。初心者の方は、クランチとリバースクランチのフォームに慣れてから行いましょう。
【筋トレの強度・量】10~20回×2~3セット
【筋トレのやり方】
- 床に仰向けになり、両足を真上に上げ、両膝を90度に曲げる
- 両手を頭の後ろで組み、アゴを引く
- 息を吐きながら、オデコと膝を近づけるように、上体とお尻を同時に丸める
- 上体とお尻を丸めたら、息を吐き切るまで、そのままの姿勢をキープ
- キープ終了後、息を吸いながら、ゆっくり元に戻していく
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反動を使わずに動作する
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アゴを引き、膝を90度に曲げたまま動作する
4. プランク
プランクは、腹直筋全体を鍛える筋トレメニューです。正しいフォームで行うと、お腹だけでなく、背中やお尻などを引き締める効果もあります。
【筋トレの強度・量】30~60秒キープ×2~3セット
【筋トレのやり方】
- 両脚を真っすぐ伸ばし、床にうつ伏せに寝る
- 肘を曲げて前腕部を床につけ、上半身を起こす
- つま先を立てて、下半身も床から浮かせる
- 体全体が一直線になるよう意識する
- 目線を下に向け、そのままの姿勢をキープする
-
呼吸を止めないようにする
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お尻が上がらないようにする
【ダンベル】腹直筋を鍛える筋トレメニュー3選
続いて、ダンベルを使用して腹直筋を鍛える筋トレメニューを紹介します。ダンベルを使用することで筋トレの強度が高まるため、腹直筋の筋肥大に効果的です。
1. ダンベルクランチ
ダンベルクランチは、腹直筋の上部に厚みをつける筋トレメニューです。自重のクランチを、正しいフォームで20回以上できるようになってから行いましょう。
【筋トレの強度・量】10~20回×2~3セット
【筋トレのやり方】
- 1個のダンベルを胸にだくようにして持ち、床に仰向けになる
- 膝を立て、アゴを引く
- 息を吐きながら、上体を丸めるように起こす
- 上体を起こしたら、息を吐き切るまでキープ
- キープ終了後、息を吸いながら上体をゆっくり戻す
-
上体を上げるのではなく、丸める意識で行う
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上体を、無理に高く起こそうとしない
2. ストレートアームダンベルクランチ
ストレートアームダンベルクランチも、腹直筋の上部に厚みをつける筋トレメニューです。ダンベルクランチよりも更に強度が高まり、動作がキツくなります。
【筋トレの強度・量】10~20回×2~3セット
【筋トレのやり方】
- 1個のダンベルを両手で持ち、床に仰向けになる
- 膝を立て、腕を天井に向けて伸ばす
- 息を吐きながら、ダンベルを天井に向けて突き上げる
- ダンベルを突き上げたら、息を吐き切るまでキープ
- キープ終了後、息を吸いながらゆっくり戻す
-
ダンベルを突き上げた時に、お腹をギュッと締める
-
上体の動きは、背中上部が床から浮く程度でOK
3. ダンベルニーレイズ
ダンベルニーレイズは、腹直筋の下部に厚みをつける筋トレメニューです。自重のリバースクランチを、正しいフォームで20回以上できるようになってから行いましょう。
【筋トレの強度・量】10~20回×2~3セット
【筋トレのやり方】
- 膝を立てて床に座り、両足でダンベルを挟み保持する
- 床に手をつき、上体を後ろに少し倒す
- 膝を曲げたまま、息を吐きながら膝を胸の方に近づける
- 膝を胸に近づけたら、息を吐き切るまでキープ
- キープ終了後、息を吸いながらゆっくり戻す
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両足のかかとが床につく寸前で切り返す
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上体をなるべく動かさないようにする
腹直筋を効率的に鍛える筋トレの裏ワザ
腹直筋を効率的に鍛えるには、1回1回、腹直筋をしっかり収縮させることが重要です。いくら反復回数を増やしても、腹直筋の収縮が不十分では、筋肥大効果は高まりません。
腹直筋の収縮を強めるには、収縮がピークに達した位置でキープしましょう。例えばクランチでは、上体を丸め、オデコを出来る限りオヘソに近づけた位置で、腹直筋の収縮がピークに達します。よって、この位置でキープするのです。ただし、お腹に空気が残っていると収縮の妨げとなるため、キープしながら息を吐き切るようにしてください。
1回1回、腹直筋をしっかり収縮させながら繰り返せば、少ない回数で限界に達します。目安としては、25回以下でオールアウトするのが理想です。
腹直筋のおすすめ筋トレプログラム
腹直筋を鍛えるには、プログラムの組み方も重要です。いきなり高強度なプログラムに挑戦するのではなく、段階的に、種目数・セット数を増やしていく必要があります。レベル別に、腹直筋のおすすめ筋トレプログラムを紹介しますので、参考にしてください。
1. 初心者向けの筋トレプログラム
初心者の段階では、自重1種目を選択し、週3〜4回を目安に行いましょう。
例えば、次の筋トレプログラムがおすすめです。
-
クランチ(または、リバースクランチ):10~20回×2~3セット
2. 中級者向けの筋トレプログラム
中級者になったら、自重2種目を選択し、週3〜4回を目安に行いましょう。
例えば、次の筋トレプログラムがおすすめです。
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クランチ(または、リバースクランチ):10~20回×2~3セット
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プランク(または、ダブルクランチ):30~60秒(10~20回)×2~3セット
3. 上級者向けの筋トレプログラム
上級者になったら、強度の高い2種目を選択し、週3〜4回を目安に行いましょう。
例えば、次の筋トレプログラムがおすすめです。
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ダンベルクランチ(または、ストレートアームクランチ):10~20回×2~3セット
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ダンベルニーレイズ(または、リバースクランチ):10~20回×2~3セット
腹直筋を割るには体脂肪率を下げよう!
筋トレで腹直筋を厚くしても、分厚い体脂肪が覆いかぶさっていたのでは、割れ目が見えず、シックスパックが目立ちません。シックスパックを目立たせるには、体脂肪率を下げる必要があるのです。では、体脂肪率を下げるポイントについて解説します。
1. 体脂肪率を13%以下にする
筋トレで腹直筋に厚みをつけながら、体脂肪率を13〜14%まで下げると、腹直筋の割れ目がうっすらと見えてきます。すると、モチベーションが一気に上がり、鏡を見るのが楽しくなります。ですから、まずは、体脂肪率13%以下を目標にしましょう。
そして、次の段階では、体脂肪率10%以下が目標です。体脂肪率が10%まで下がると、腹直筋の割れ目がはっきりとわかるようになり、完成度の高いシックスパックが形成されます。
2. 有酸素運動を取り入れる
体脂肪率を下げるには、筋トレと並行して、有酸素運動を行うと効果的です。例えば、ウォーキングやジョギング、エアロバイクなど、自分が取り組みやすい運動を、週3回を目安に行うと良いでしょう。1回の運動時間は、20分以上を目標にしてください。
有酸素運動によって体内に大量の酸素が取り込まれると、脂肪を燃やす小器官であるミトコンドリアの働きが活発となり、体脂肪がエネルギーとして消費されやすくなるのです。
3. 糖質の摂取量を減らす
体脂肪率を下げるには、食事にも注意しなければなりません。ポイントは、糖質の摂取量を減らすことです。摂り過ぎた糖質は、消費されずに行き場を失い、やがて脂肪細胞となって蓄えられます。したがって、いくら運動をしていても、糖質を摂り過ぎていたのでは、体脂肪率は下がらないのです。
体脂肪率が高い人は、主食の糖質(米・パン・麺類など)を減らしましょう。1日の摂取量を、今までの半分程度まで減らすのが理想です。
ダンベル以外で、腹直筋を鍛える有用な器具は?
腹直筋のトレーニング強度を高めるには、ダンベルやマシンを使用するのが一般的です。しかし「ダンベルが家にない…」「出張などでジムに行けない日もある…」という方も多いのではないでしょうか?
そんなときにおすすめなのが「VRTXバンド」です。
VRTXバンドは、1kgから91kgまで対応した7段階の強度設定があり、初心者〜上級者まで幅広く使える次世代フィットネスバンド。
腹直筋のトレーニングにも対応しており、場所を選ばず、本格的な負荷でトレーニングが可能です。「ダンベルがない」「ジムに行けない」そんなときでも、無理なく腹直筋を鍛える手段として活用できます。
【VRTXバンドの活用例】
VRTXバンド1本で、腹筋全体をバランス良く鍛えられます。下の動画では、腹筋を引き締め、シックスパックを作る筋トレ法を紹介していますので、ぜひご覧ください。

忙しい30〜50代にこそおすすめ。ジムに行けない日でも、自宅や出張先で本格トレーニングが可能。安全・快適に鍛えられる次世代フィットネスバンド「VRTX」
◉「VRTX BAND」が選ばれる理由
1. ジム級のトレーニングが自宅で可能:1kg〜91kgの7段階負荷で、筋肥大からリハビリまで対応。プロも納得のトレーニング効果。
2. 指導者が選ぶ信頼の品質: 米特許取得の特殊素材で長持ち&肌に優しい。日本グッドデザイン賞受賞の高品質が安心感を生む。300人以上のトレーナーが推奨。
3. 初心者でも安心のサポート体制:100本以上のトレーニング動画が揃っているから、迷わず使えてすぐに実感。
腹直筋の筋トレでシックスパックを手に入れよう!
シックスパックの腹筋を手に入れるには、腹直筋の筋トレが欠かせません。ただし、効率的に腹直筋を鍛えるには、1回1回、しっかりと収縮させることが重要です。また、シックスパックを目立たせるには、体脂肪率を下げる必要もあります。
ぜひ本記事を参考にして、筋トレで腹直筋を厚くすると共に、有酸素運動や糖質制限で体脂肪率を下げ、割れ目が目立つ魅力的なシックスパックを手に入れてください!
続ける力 VRTX