インクラインダンベルプレスの効果的なフォーム・コツを解説
大胸筋の上部を鍛えたいなら「インクラインダンベルプレス」がおすすめです。ただし、効果を高めるには、正しいフォームで行う必要があります。
本記事では、インクラインダンベルプレスの効果的なフォーム・コツを解説します。また、初心者の方向けに、重量・セット数・頻度の設定方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
インクラインダンベルプレスとは

インクラインダンベルプレスとは、インクラインベンチに仰向けになり、ダンベルプレスを行うトレーニングです。背もたれの角度を頭の位置が高くなるように変えられるため、フラットなベンチでダンベルプレスを行うよりも、大胸筋の上部への刺激が強まります。
バーベルを使って行うことも可能ですが、ダンベルの方がより軽い重量から始められ、動作の自由度も高いという点で、初心者の方にはおすすめです。ただし、自宅で行う場合には、ダンベルに加えてインクラインベンチを購入する必要があります。
インクラインダンベルプレスの効果
インクラインダンベルプレスは、大胸筋の上部を鍛えるのに有効な種目です。大胸筋の上部が発達すると、鎖骨まわりが厚くなり、大胸筋をより逞しく見せることができます。
特に大胸筋の上部が筋肥大すると、Tシャツ姿になったときに、大胸筋の形が浮き出て見えるようになります。また、女性の場合には、鎖骨まわりに適度な厚みがつくことで、首の付け根から胸元にかけてのデコルテラインをより美しく見せられるでしょう。
ただし、大胸筋の上部は、中部・下部に比べて筋肥大させるのが難しいため、インクラインダンベルプレスの効果が現れるまでには、一般的に3ヶ月〜半年の期間を要します。

インクラインダンベルプレスの効果的なフォーム
それでは、インクラインダンベルプレスの効果的なフォームを解説します。ダンベル種目は軌道が不安定な分、フォーム作りが重要です。初心者の方は、まずは軽い重量を用いて正しいフォーム作りに徹し、大胸筋の上部で負荷を受ける感覚を掴んでください。
- インクラインベンチの角度を40〜45度に調節する
- 座面に座り、太ももの上にダンベルを立てるようにして乗せる
- 体を倒す勢いを利用して、ダンベルをスタート位置にもっていく
- ダンベルの内側が胸に触れるくらいまで肘を引く
- スタート位置では、グリップが肘よりも内側にくる
- 胸を張って背中でアーチを作り、大胸筋上部を平らな状態にする
【ダンベルの上げ方・下ろし方】
- 息を吐きながら、ダンベルを大胸筋上部に対して垂直に押し上げる
- 息を吸いながら、押し上げたときと同じ軌道で下ろしていく
- ダンベルを下ろした位置では、グリップが肘よりも内側にくる
- スタート位置までダンベルを下ろしたら、再び押し上げていく
- 動作スピードは、1秒で押し上げ・2秒で下ろすイメージ
- 胸を張り、背中のアーチを維持したまま動作を行う
インクラインダンベルプレスの効果を高めるコツ
インクラインダンベルプレスの効果を高めるには、背中でアーチを作るようにしてシートに体をセットし、大胸筋の上部を出来るだけ平らな状態にすることが重要です。
大胸筋の上部が平らになれば、垂直にかかってくる抵抗負荷に対して、垂直に押し上げることができるため、大胸筋の上部で負荷をしっかりと受けられるのです。

インクラインダンベルプレスの重量・セット数・頻度
インクラインダンベルプレスの効果を高めるには、重量・セット数・頻度の設定も重要です。特に初心者の方は、キツすぎずラクすぎず、適度なトレーニングを行うことがポイントになります。では、具体的な設定方法を解説しますので、参考にしてください。
1. 重量の設定方法
インクラインダンベルプレスを行う際は、10〜15回できる重量で行うと、大胸筋の上部が筋肥大しやすくなります。平均的な筋力の男性であれば片方5〜7kg、女性であれば片方2〜4kgを目安としてください。
そして、正しいフォームを維持しながら15回以上できるようになったら、片側1〜2kgを目安に重量を増やしましょう。
2. セット数の設定方法
インクラインダンベルプレスのセット数は、ウォームアップ1セット+メイン2〜3セットを目安にしてください。まず、ウォームアップとして軽い重量で15〜20回行い、その後で10〜15回がギリギリできる重量で2〜3セット行います。こうすることで、安全に高重量が扱え、効きも良くなるのです。セット間のインターバルは1分程度を目安にしましょう。
3. 頻度の設定方法
インクラインダンベルプレスの頻度は、週2回のペースが効果的です。大胸筋は、トレーニング後72〜96時間で回復しますので、2〜3日おきに鍛えると筋肥大しやすくなります。例えば、月・木や火・金の週2回です。
ただし、筋肉痛が残っている場合には、その日のトレーニングは休み、筋肉痛が治まってから行うようにしてください。
インクラインダンベルプレスの効きを良くする裏技

インクラインダンベルプレスでは、ダンベルが胸に触れるまで下ろすのが基本ですが、限界に近づき同じ深さまで下ろすと戻せないと感じたら、下ろす深さを浅くしながら動作を続けてください。つまり、可動域を1/2→1/3→1/4・・・と少しずつ狭くしながら動作を続けるのです。そして、腕を伸ばしたまま曲げられなくなったら終了してください。
一般的には、胸まで下ろした位置で上げられなくなって終了しますが、実際にはまだ余力が残っており、可動域を狭くすれば動作を続けられるのです。筋肥大効果を最大限に高めるには、いかに力を使い切るかが重要になってきます。
このテクニックは、ベンチプレスやスクワットなどのプレス系種目で効果を発揮しますので、ぜひ試してみてください。
もっと手軽に大胸筋を鍛えたい場合はどうする?
インクラインダンベルプレスは、大胸筋を鍛えるのに有効な種目です。しかし「自宅にダンベルがない…」「ベンチを置くスペースもない…」という方も多いのではないでしょうか?
そんなときにおすすめなのが「VRTXバンド」です。

VRTXバンドは、1kgから91kgまで対応した7段階の強度設定があり、初心者〜上級者まで幅広く使える次世代フィットネスバンド。
大胸筋トレーニングにも対応しており、場所を選ばず、本格的な負荷でのトレーニングが可能です。自宅にダンベルがないときやジムに行く時間がないときでも、無理なく安全に大胸筋トレーニングを行う手段として活用できます。
【VRTXバンドの活用例】
VRTXバンドで大胸筋トレーニングを行う方法を紹介します。VRTXバンド1本で、大胸筋の上部・中部・下部をバランスよく鍛えることが可能です。下の動画では、大胸筋を厚くするためのトレーニングとして5種目を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
忙しい30〜50代にこそおすすめ。ジムに行けない日でも、自宅や出張先で本格トレーニングが可能。安全・快適に鍛えられる次世代フィットネスバンド「VRTX」
◉「VRTX BAND」が選ばれる理由
1. ジム級のトレーニングが自宅で可能:1kg〜91kgの7段階負荷で、筋肥大からリハビリまで対応。プロも納得のトレーニング効果。
2. 指導者が選ぶ信頼の品質: 米特許取得の特殊素材で長持ち&肌に優しい。日本グッドデザイン賞受賞の高品質が安心感を生む。300人以上のトレーナーが推奨。
3. 初心者でも安心のサポート体制:100本以上のトレーニング動画が揃っているから、迷わず使えてすぐに実感。
インクラインダンベルプレスで大胸筋を鍛えよう!

インクラインダンベルプレスは、大胸筋の上部を鍛えるのに有効な種目です。2〜3ヶ月続けることで、鎖骨まわりが厚くなり、大胸筋をより逞しく見せられるでしょう。ただし、大胸筋の上部でしっかり負荷を受けるには、正しいフォーム作りが欠かせません。また、適切な重量・セット数・頻度で行うことも重要です。
理想的な大胸筋を作り上げたい方は、ぜひ本記事を参考にして、インクラインダンベルプレスを行ってみてください!
続ける力 VRTX

![[画像のタイトル]](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0653/6085/5252/files/Blog_Profile_1000_x_1000.jpg?v=1673766845)