高強度トレーニングチューブの人気ランキング3選!高強度が効果的な理由やプログラムの組み方も解説
最近、トレーニングチューブを使って筋トレをする人が増えています。
持ち運びが便利でどこでも使え、安全性も高いという利点から、その人気はますます高まっています。トレーニングチューブの種類も豊富で、リハビリ用の軽い負荷のものから、筋肥大やスポーツのスプリントトレーニング向けの高強度なものまで多彩です。
今回は高強度トレーニングに適したチューブをランキング形式でご紹介します。また、高強度トレーニングが効果的な理由やプログラムの組み方も解説しますので、一般のチューブでは物足りない方やスポーツチームのトレーナーの方は、ぜひ参考にしてください。
高強度トレーニングチューブとは?
高強度トレーニングチューブとは、その名の通り「強度が高いトレーニングチューブ」です。
一般的なトレーニングチューブは、ある程度の筋力で使用可能な範囲の強度までしかありません。一方、高強度トレーニングチューブは、アスリートやボディビルダーのトレーニングにも十分対応できる強度まであるのです。
たとえば、一般的なトレーニングチューブは「ライト・ミドル・ヘビー」の3段階に分かれているものが多いのですが、「ヘビー」を使用したとしても、30〜40kg程度の強度までしかありません。そのため、筋力が強い人にとっては、物足りなさを感じてしまうのです。
対して、高強度トレーニングチューブは、7〜11段階にも強度が分かれており、強度レベルが高くなってくると、普通の筋力の人では伸ばせないほど強くなってきます。したがって、すでに平均以上の筋力を有している人が、さらなる筋力アップ、筋肥大を目指したい場合などに、高強度トレーニングチューブが役立つでしょう。
高強度トレーニングが筋肉の発達に効果的な理由
高強度トレーニングチューブで鍛えることによって、より高度な筋力アップ・筋肥大が可能となります。筋肉を発達させるための第一条件は「負荷(強度)の強さ」です。負荷の強さとは「最大筋力に対する割合」であり、「単位時間内の筋稼働率」によって決まります。
筋稼働率とは、一度にどれだけ多くの筋線維を使用し、破壊できるかということです。たとえば、50回の反復で限界に達するトレーニングと、10回の反復で限界に達するトレーニングでは、筋稼働率に大きな差が生じるのです。
当然10回で限界になるトレーニングの方が、1反復当たりで使用される筋線維の本数が多くなり、筋稼働率は高まります。筋稼働率が高まれば、一度に破壊される筋線維の本数も増加し、筋肉の発達が促進されるのです。これが「高負荷 × 低回数は筋肉の発達に効果がある」と言われる理由です。
また、こうした高強度トレーニングは、陸上の投てき競技や短距離走、走り幅跳びなど、瞬発力やパワーを要するスポーツ競技のパフォーマンス向上にも効果的であり、欠かせないものとなっています。
現在、多くのアスリートたちが、トレーナーの指導のもと、専門的な高強度トレーニングに取り組み、記録の向上を目指しているのです。
高強度トレーニングチューブの人気ランキング3選
それでは、おすすめの高強度トレーニングチューブを、人気ランキング順に紹介します。人気ランキングの順位に関しては、Amazonのカスタマーレビューや、日本での販売実績を参考に決めさせていただきました。
ランキング1位「VRTX フィットネスバンド」
ランキング1位は「VRTX フィットネスバンド」です。Amazonのカスタマーレビューでは、星5つのうち「4.6」の高評価を得ています。多くの日本人アスリートやトレーナーにも愛用されている人気の高強度トレーニングチューブです。
種類 |
価格(税込) |
00番(DOUBLE ZERO)1.5cm幅 / 1 - 7kg |
2,970円 |
0番(ZERO)2.5cm幅 / 5 - 14kg |
3.300円 |
1番(X - LIGHT)3.5cm幅 / 14 - 23kg |
4,860円 |
2番( LIGHT)4.0cm幅 / 23 - 30kg |
5.240円 |
3番(MEDIUM)4.5cm幅 / 30 - 45kg |
5.890円 |
4番(HEAVY)5.0cm幅 / 45 - 64kg |
6,380円 |
5番(X - HEAVY)5.0cm幅 / 64 - 91kg |
7,260 円 |
※全周208cm / ループ状
VRTXバンドは、独自開発の特殊素材を使用しており、伸縮性・耐久性ともにナンバーワンです。強度が7段階に分かれており、4番(HEAVY)・5番(X - HEAVY)は、アスリートやボディビルダーにも十分対応できる強度になっています。高強度トレーニングを、快適かつ安全に行いたい方におすすめです。
ランキング2位「Performbetter スーパーバンド」
ランキング2位は「Performbetter スーパーバンド」です。こちらもAmazonのカスタマーレビューでは「4.6」の高評価。日本での販売実績はまだ少ないですが、海外では、使いやすく品質も良いと評判なので、今後、日本でも人気が高まるでしょう。
種類 |
価格(税込) |
オレンジ 0.7cm幅 |
2,640円 |
ブラック 1.3cm幅 |
3,300円 |
イエロー 1.9cm幅 |
5,090円 |
ブラック 2.6cm幅 |
6,380円 |
パープル 2.9cm幅 |
6,930円 |
グリーン 3.8cm幅 |
9,020円 |
ブラック 4.5cm幅 |
10,230円 |
ブルー 5.1cm幅 |
11,000円 |
ブラック 6.4cm幅 |
12,980円 |
グレー 8.3cm幅 |
17,600円 |
ブラック 10.2cm幅 |
25,300円 |
※全周200cm / ループ状
Performbetter スーパーバンドは、強度が11段階に分かれているのが特徴です。各バンドの強度が「何kg」かは明示されていませんが、公式サイトでは、レジスタンストレーニングには、幅3.8cm以上が適していると説明されています。海外のレビューを見ると、一般の方からトレーナーや理学療法士まで、幅広く利用されています。
ランキング3位「Sanctband スーパーループバンド41インチ」
ランキング3位は「Sanctband スーパーループバンド41インチ」です。Amazonのカスタマーレビューの評価は「4.0」。海外での人気が高い商品です。
種類 |
価格(税込) |
ピンク / ライト |
5,775円 |
オレンジ / ミディアム |
6,600円 |
パープル / ヘビー |
7,425円 |
水色 / エクストラヘビー |
8,877円 |
濃紫 / スーパーヘビー |
10,340円 |
グレー / エクストリームヘビー |
12,100円 |
ブラック / アルティメット |
13,860円 |
※全周208cm / ループ状
Sanctband スーパーループバンド41インチは、ブラック(アルティメット)を使用した場合、バンドを3倍に伸ばした状態での強度が75kg。VRTXバンドに比べると低いですが、一般的なバンドに比べたら強度が高く、質の高い高強度トレーニングが十分可能です。
強度に関する現状の課題について
トレーニングチューブを選ぶ際に「強度」は最も重要な判断ポイントになります。自分に合った強度でトレーニングしないと、満足する効果が得られないからです。
しかし、トレーニングチューブ選びの現状の課題として、「強度」の定義や基準が統一されていないため、各メーカーの記載している負荷の数値をそのまま比較するのは難しい場合があります。実際に使ってみたら負荷が合わなかったというケースが多いのです。したがって、購入前に負荷の定義を確認するか、メーカーに問い合わせをして実際の強度を確認することをおすすめします。
VRTXバンドにおける強度の定義
VRTXバンドの公式サイトでは、強度の定義も明確に示されており、自分に合った強度選びがスムーズにできるのも大きな魅力です。
VRTXバンドの場合は、チューブの長さを2倍に伸ばした時点での負荷を強度として定義しています。一番強い負荷は64kgで、3倍に伸ばすと91kgに達します。このように、負荷の定義を理解することで、より適切なトレーニングチューブを選べるでしょう。
VRTXバンドを使用したトレーニングのやり方
では、VRTXバンドを使用したトレーニングのやり方を「スクワット」を例にして解説します。スクワットは、下半身全体と体幹部の筋肉を強化し、筋力とパワーを高める効果的な種目です。
初心者の方は、まずは「3番(MEDIUM) 30 - 45kg」で、15〜20回 × 3セットを、正確なフォームで行えるようにしましょう。
中上級者の方で、スクワットの高強度トレーニングを行いたい方は、下記のプログラムを参考にしてお取り組みください。高い集中力と強い意志が要求されるプログラムです。
【スクワットの高強度トレーニングプログラム】
- 1セット目 : 自重 × 20回(ウォームアップ)
- 2セット目 : 3番(MEDIUM) 30 - 45kg × 10~15回(ウォームアップ)
- 3セット目 : 5番(X - HEAVY) 64 - 91kg × 限界数
- 4セット目 : 4番(HEAVY) 45 - 64kg × 限界数
高強度トレーニングで筋肉を発達させるには、先述しました通り、単位時間内の筋稼働率が重要なカギを握ります。1日のトレーニングで何セット消化したかではなく、どれくらいの時間で筋肉をオールアウトさせたかが重要なのです。
具体的な取り組み方としては、最大筋力の80〜90%の負荷(5〜10回が限界数)を使用し、各セット限界まで反復します。インターバルは30秒〜1分にしてセットを進めていきます。
上記プログラムでは、3、4セット目が限界まで反復する本番セットです。4セット目は負荷を下げて反復回数を伸ばし、十分パンプアップさせるようにします。もし、3セット目で10回以上反復できてしまう場合には、4セット目の負荷を下げる必要はありません。
5番(X - HEAVY)のバンドで15回以上反復できる筋力がある方は、バンドを2本重ねて使用すると、さらに負荷を高められます。たとえば、3番(MEDIUM)と4番(HEAVY)を重ねて使用すると、100kg以上の負荷をかけられるのです。
米特許取得の新感覚素材を採用。日本グッドデザイン受賞。切れにくく、肌に優しい。安全性と快適性を実現。
◉「VRTX BAND」の選ばれる理由- 肌触り良く、切れる心配なし: 米特許取得の新感覚素材を使用。切れにくく肌に優しい。ゴムチューブの劣化や肌への問題を解消し、トレーニング初心者でも安全かつ快適に利用可能。
- 幅広い強度バリエーション: 7段階の強度設定。1kgから91kgの負荷調整可能。初心者から上級者、老若男女を問わず、種目に応じてバンドを使い分け、多彩なトレーニングが実現。
- トレーニング動画100本以上を公開: 各領域のトレーナーが使用方法を紹介する動画を100本以上公開中。筋力トレーニングに限らず、ストレッチや競技パフォーマンス向上にも活用可能。
まとめ
高強度トレーニングチューブで鍛えることによって、より高度な筋力アップ・筋肥大が可能となります。筋肉を発達させるための第一条件は「負荷(強度)の強さ」です。「軽い負荷 × 長いインターバル」で鍛えていても、トレーニング強度は高まらず、筋肉を最大限に発達させられません。
「重い負荷 × 短いインターバル」のトレーニングによって強度が高まり、高度な筋肉の発達が可能となるのです。ぜひ、高強度トレーニングチューブを活用し、さらなる筋力アップ・筋肥大を目指してください。