全身ストレッチのおすすめメニュー12選!効果的なプログラムも紹介
「体全体が重だるい…」と感じている方には「全身ストレッチ」がおすすめです。全身の主要な筋肉をほぐし、血液の巡りを良くすることで、体全体が楽になってきます。
本記事では、全身ストレッチのおすすめメニューや効果的なプログラムを解説します。また、後半では、全身ストレッチにピッタリなアイテムも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
全身ストレッチの効果

全身ストレッチは、体の主要な筋肉をほぐし、全身の血行を良くする効果があります。では初めに、全身ストレッチの効果について詳しく見ていきましょう。
1. 抗重力筋がほぐれ体の機能が向上する
全身ストレッチによって、抗重力筋(背中・お腹・お尻・太もも・ふくらはぎ)をほぐすことができます。
抗重力筋とは、地球の重力に抵抗して体を支えている筋肉であり、姿勢の保持や日常動作において非常に重要な役割を担っています。そのため、抗重力筋がほぐれると、正しい姿勢や体のバランスを保ちやすくなり、日常動作もしやすくなるのです。
また、肩や腰への負担も軽減されるため、肩こりや腰痛の改善も期待できます。
2. 血行が良くなり体全体が活性化する
全身ストレッチによって、体の主要な筋肉がほぐれると、全身の血行が良くなります。全身の血行を良好に保つことは、健康を維持する上で非常に重要です。
血液が全身をスムーズに流れると、酸素や栄養素が全身の細胞に効率よく運ばれ、体全体が活性化してきます。すると、体に必要なエネルギーがスムーズに生み出され、不調の原因となる老廃物や有害な物質は迅速に排出されるため、疲労回復が早まるなど、日常生活の質が向上するのです。
3. 内臓が活性化し基礎代謝が上がる
全身ストレッチによって、体全体の血行が良くなると、内臓への酸素や栄養素の供給もスムーズとなり、内臓の働きも良くなります。内臓は消化や吸収を行う過程で多くのエネルギーを消費するため、内臓が活性化されると、基礎代謝が上がるのです。
基礎代謝は、1日の総消費エネルギー量の60〜70%を占めています。そのため、基礎代謝が上がることで、体は余分なエネルギーを消費しやすくなり、太りにくい体質へと改善されるのです。
全身ストレッチのおすすめメニュー12選
それでは、全身ストレッチのおすすめメニューを紹介します。具体的には次の12種目です。抗重力筋を中心に、不調の原因となりやすい筋肉をほぐすことで、体全体の動きが良くなります。まずは、気になる部位のストレッチを2〜3種目選び行ってみましょう。
1.首まわりのストレッチ
【効果】首こり・頭痛の改善

【やり方】
- 床または椅子に座る
- 片手を反対側の側頭部に回す
- 回した手と反対側に頭を倒す
- 頭を倒した状態で20~30秒キープする
- 左右交互に2~3セット繰り返す
2. 肩甲骨まわりのストレッチ
【効果】肩こりの改善

【やり方】
- 床または椅子に背筋を伸ばして座る
- 両手を組んで前方へ伸ばす
- オヘソを覗き込みながら背中を丸める
- そのまま20~30秒キープする
- 2~3セット繰り返す
3. 胸まわりのストレッチ
【効果】猫背・巻き肩の改善

【やり方】
- 背筋を伸ばして座り、体の後ろで両手を組む
- 両肘を伸ばし、胸を広げるようにする
- 頭を上げ、斜め上方を見る
- そのまま20~30秒キープする
- 2~3セット繰り返す
4. 背中・腰まわりのストレッチ➀
【効果】姿勢・腰痛の改善

【やり方】
- 両手を肩の真下に置いた状態で四つん這いになる
- 足と手の位置は固定したまま、背中をできるだけ丸める
- 丸めた状態を3~5秒キープした後、逆に背中を反らす
- 反らした状態でも3~5秒キープ
- 丸める・反らすの動作を3~5回繰り返す
5. 背中・腰まわりのストレッチ②
【効果】姿勢・腰痛の改善

【やり方】
- 床に足を伸ばして座る
- 右ひざを立て、右足を左足の外側に出す
- 上半身を右方向にひねる
- 左ひじで右ひざを軽く押す
- そのまま20~30秒キープする
- 左右交互に2~3セット繰り返す
6. お腹まわりのストレッチ
【効果】内臓の活性化

【やり方】
- 両足を伸ばして床にうつ伏せに寝る
- 両手を床につけ、上半身を起こす
- 両ひじを真っすぐに伸ばし、背中を反らす
- そのまま20~30秒キープする
- 2~3セット繰り返す
7. 股関節まわりのストレッチ➀
【効果】腰痛・膝痛の改善

【やり方】
- 床に座り、左右の足裏を正面で合わせる
- 両手で足先を持ち、両膝を外側へ倒す
- 股関節が開きやすい位置まで上体を前傾させる
- 両手で膝を軽く押すようにしてもよい
- そのまま20~30秒キープする
- 2~3セット繰り返す
8. 股関節まわりのストレッチ②
【効果】腰痛・膝痛の改善

【やり方】
- 足を前後に大きく開き、後ろ足の膝から下が床につくまでお尻を落とす
- 両手でバランスをとりながら、上体を前足の太ももにつける
- そのまま20~30秒キープする
- 左右交互に2~3セット繰り返す
9. お尻のストレッチ
【効果】姿勢・腰痛の改善

【やり方】
- 両脚を伸ばし、床に仰向けに寝る
- 両膝を突き上げるように曲げ、両手で抱える
- 曲げた膝を胸の方に近づけるように引っ張る
- 頭と背中は床につけたままにしておく
- そのまま20~30秒キープする
- 2~3セット繰り返す
10. もも前のストレッチ
【効果】歩行機能の向上

【やり方】
- 床に脚を伸ばして座る
- 手を体の後ろで床につき、上体を後方に少し倒す
- 片脚を外側に向けて曲げ、太ももとふくらはぎをつける
- そのまま20~30秒キープする
- 反対側も同様に行う
- 左右交互に2~3セット繰り返す
11. もも裏のストレッチ
【効果】猫背・腰痛の改善

【やり方】
- 片脚を折り込み、もう一方の脚は前方へ伸ばす
- 脚を伸ばしたまま、上体を前傾する
- 指先で伸ばした脚の爪先を触るイメージで
- 前傾角度は無理のない範囲でOK
- 前傾したまま20~30秒キープする
- 反対側も同様に行う
- 左右交互に2~3セット繰り返す
12. ふくらはぎのストレッチ
【効果】血行促進・疲労回復

【やり方】
- 壁に手をつき、脚を前後に開く
- 前脚を曲げ、後ろ脚を伸ばす
- 後ろ脚のかかとを床に押し付ける
- そのまま20~30秒キープする
- 反対側も同様に行う
- 左右交互に2~3セット繰り返す
全身のストレッチ効果を高めるポイント
全身のストレッチ効果を高めるには「呼吸法」「可動域」「タイミング」が重要です。では、それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
1. ゆっくり長く呼吸しながら伸ばす
ゆっくり長く呼吸しながら行うと、全身ストレッチの効果が高まります。「5秒程度で鼻から吸い・7秒程度で口から吐く」を目安としてください。ゆっくり長く呼吸することで、心身ともにリラックスした状態となるため、全身の筋肉がほぐれやすくなるのです。
また、深呼吸によって大量の酸素が体内に供給され、全身の血液の巡りが良くなります。
2. 痛気持ちいい程度の可動域で伸ばす
全身ストレッチを行う際は、無理のない可動域で伸ばしてください。目安として、少し痛いけど気持ちよく感じる程度まで伸ばすのが効果的です。
ゆっくりと伸ばしていき、適切な可動域に達したら、初めの5〜10秒で筋肉を刺激に慣らし、その後の10〜15秒でじっくりと伸ばしましょう。ただし、反動をつけて強く伸ばそうとすると、筋肉が緊張し、逆に伸びにくくなってしまうので注意してください。

3. 体が温まっている状態で行う
全身ストレッチは、体が温まっている状態で行うと効果が高まります。なぜなら、筋肉の緊張が緩み、血液が全身を巡りやすくなっているからです。
例えば、筋トレ後やお風呂上がりのタイミングがおすすめ。体が温まっていない場合には、その場で5分程度の足踏みをしてからストレッチに入ると、筋肉をほぐしやすくなるでしょう。
全身ストレッチのプログラム例
全身ストレッチを行う際の効果的なプログラム例を紹介します。下記のプログラムは、ストレッチする部位を2分割し、交互に行うことで、全身をバランスよくストレッチできるようになっています。頻度・種目数は自分に合わせて調整してくたさい。
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A(月・水・金) |
B(火・木・土) |
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ストレッチする部位 |
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通常のストレッチでは物足りない場合は?
ストレッチは、器具を使わずに行うことができるトレーニングです。しかし、体がストレッチの刺激に慣れてくると、中には「徒手だと物足りない」「もっと強いストレッチ感を得たい」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこでおすすめなのが「VRTXマルチバンド」です。

VRTXマルチバンドは高い伸縮性を持つフィットネスアイテムで、7段階のループ形状×4種類の強度により、ストレッチから筋トレまで全て完結できます。全身ストレッチにも対応しており、ターゲットの筋肉に適度な負荷を与えることで、柔軟性の向上をサポートし、通常のストレッチ以上の効果を引き出してくれるでしょう。
【VRTXマルチハンドの使用例】
VRTXマルチバンドを使用したストレッチのやり方を紹介します。一般的なストレッチでは難しいポーズも、VRTXマルチバンドを使えば可能となります。また、体の末端をしっかり引き寄せて伸ばすことで、ストレッチ効果がより高まるのです。
下の動画では、上半身のストレッチ4種類と下半身のストレッチ4種目を紹介しています。
米特許取得の新感覚素材を採用。切れにくく、肌に優しい。安全性と快適性を実現。 
- 肌触り良く、切れる心配なし: 米特許取得の新感覚素材を使用。切れにくく肌に優しい。ゴムチューブの劣化や肌への問題を解消し、トレーニング初心者でも安全かつ快適に利用可能。
- 使い勝手良いが7段階ループの形状: 引っ掛けやすいループ形状なので、ストレッチと筋トレ、両方活用可能。掴むところによって長さ・負荷を簡単に調整可能。
- トレーニング動画100本以上を公開: 各領域のトレーナーが使用方法を紹介する動画を100本以上公開中。筋力トレーニングに限らず、ストレッチや競技パフォーマンス向上にも活用可能。
ストレッチで全身の筋肉をほぐそう!

体全体の柔軟性を高めるには、全身ストレッチがおすすめです。抗重力筋を中心に、不調の原因となる筋肉をストレッチすることで、体全体の動きが良くなり、日常生活の質が向上します。
体のガチガチや重だるい感じを改善したい方は、ぜひ本記事を参考にしてストレッチを行い、効率よく全身の筋肉をほぐしてください!

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