ピラティスとヨガの違いは?目的や動作など5つの違いを解説
「ピラティスとヨガって何が違うの?」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ピラティスとヨガは混同されがちですが、目的や動作において違いがあります。
本記事では、ピラティスとヨガの5つの違いについて解説します。また、それぞれの代表的なポーズなども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ピラティスとヨガの5つの違い

ピラティスとヨガは混同されがちですが、目的や動作において違いがあります。これらの違いを知った上で、自分に合う方を選ぶことが大切です。主な違いは下記の5つ。
ピラティスとヨガの違い①「起源」
ピラティスとヨガでは「起源」に違いがあります。ピラティスは、1920年代に、ドイツ人のジョセフ・ピラティス氏が、第一次世界大戦で負傷した兵士のリハビリのために考案したのが始まりです。
一方、ヨガは、今から約4500年前のインド(インダス文明)で、心の安らぎを得るために瞑想や座禅が行われていたのが始まりです。
ピラティスとヨガの違い②「目的」
ピラティスとヨガでは「目的」に違いがあります。ピラティスの目的は、体の深層部にある筋肉(インナーマッスル)を活性化させることで、人間が本来持っている身体機能(筋力・関節可動域・心肺機能・血液循環など)を正常化させることです。
一方、ヨガの目的は、心と体の調和を図り、リラクゼーションと健康の促進になります。
つまり、ピラティスでは「身」に重点を置き、肉体的な変化を主目的としているのに対して、ヨガでは「心」に重点を置き、精神面での変化を主目的としているのです。
ピラティスとヨガの違い③「動作」
ピラティスとヨガでは「動作」に違いがあります。ピラティスでは、呼吸に合わせて、ゆっくりと流れるように体を動かし続ける「動」のエクササイズが多く取り入れられています。また、マシンを使って動作する「マシンピラティス」があるのも特徴です。
一方、ヨガでは、深い呼吸に合わせてポーズをキープする「静」のエクササイズが多く取り入れられています。ヨガには様々なポーズがあり、基本ポーズだけでも50種類以上あります。

ピラティスとヨガの違い④「呼吸法」
ピラティスとヨガでは「呼吸法」に違いがあります。ピラティスの呼吸法は「胸式呼吸」です。胸式呼吸とは、肺を横に広げるように息を吸う呼吸法であり、体幹やインナーマッスルを安定させる効果があります。
一方、ヨガの呼吸法は「腹式呼吸」です。腹式呼吸とは、お腹を膨らませたり凹ませたりしながら行う呼吸法であり、リラックス効果が期待できます。
ピラティスとヨガの違い⑤「向いている人」
ピラティスとヨガでは、目的や動作に違いがあるため、自分に合う方を選ぶことが大切です。
ダイエットやボディメイクなど、肉体的な変化を主目的とした「動」のエクササイズを好む方にはピラティスが向いています。一方、リラクゼーションやメンタル強化など、精神面での変化を主目的とした「静」のエクササイズを好む方にはヨガがおすすめです。
実際のポーズで違いを確かめてみよう!
では、ピラティスとヨガの違いについて、実際のポーズで確かめてみましょう。それぞれの代表的なポーズを3種ずつ紹介しますので、動作における「動」と「静」の違いを体感してみてください。
ピラティスのポーズ①「チェストリフト」

【やり方】
- マットの上に仰向けになり、足を腰幅程度に開き膝を立てる
- 両手を頭の後ろで組み、肘は軽く広げておく
- スタート姿勢になったら、まず鼻から息を吸う
- 次に、口から息を吐きながらゆっくりと上体を起こしていく
- 頭・首・肩・肩甲骨の順にマットから離していく
- 無理に上体を高く起こそうとしない
- 肩甲骨まで起こしたら、鼻から息を吸いながら戻していく
- 上記動作を5~10回繰り返す(ゆっくりと流れるように)
ピラティスのポーズ②「ペルビックカール」

【やり方】
- マットの上に仰向けになり、足を腰幅程度に開き膝を立てる
- 腕は手の平を下にして体の横に伸ばしておく
- スタート姿勢になったら、まず鼻から息を吸う
- 次に、口から息を吐きながらゆっくりとお尻を持ち上げていく
- お尻を持ち上げる際は、背骨を一つずつマットから離していく
- 無理にお尻を高く持ち上げようとしない
- お尻を持ち上げたら、鼻から息を吸いながら戻していく
- 上記動作を5~10回繰り返す(ゆっくりと流れるように)
ピラティスのポーズ③「バックエクステンション」

【やり方】
- マットの上にうつ伏せになり、バンザイをするように両手を伸ばす
- 両足は腰幅程度に開き、真っ直ぐ伸ばしておく
- スタート姿勢になったら、まず鼻から息を吸う
- 次に、口から息を吐きながら両手と両足を同時に床から浮かす
- 無理に背中を反らそうとしない
- 両手と両足を浮かせたら、鼻から息を吸いながら元に戻していく
- 上記動作を5~10回繰り返す(ゆっくりと流れるように)
ヨガのポーズ①「上向き犬のポーズ」

【やり方】
- マットの上にうつ伏せになって寝る
- 脚は腰幅に開き足の甲を床につける
- 両手は指先を前に向けて胸の横に置いておく
- 息を吸いながら両腕を真っ直ぐに伸ばす
- 目線を上に向けながら上体を反るように持ち上げる
- 足の甲でマットを押すようにして太ももを床から浮かせる
- その状態のまま4~5呼吸(20~30秒)程度キープする
- キープが終ったら、ゆっくりと元に戻す
ヨガのポーズ②「胎児のポーズ」

【やり方】
- マットの上に仰向けになって寝る
- 両脚をそろえて胸に引き寄せ、両手で抱える
- 大きく息を吸ってゆっくりと吐きながら、膝に額を近づける
- 丸く縮まったポーズを4~5呼吸(20~30秒)程度キープする
- キープが終ったら、ゆっくりと元に戻す
ヨガのポーズ③「猫のバランスポーズ」

【やり方】
- マットの上に四つん這いになる
- 手は肩幅、足は腰幅に開く
- 息を吸って吐きながら、ゆっくり右手と左足を上げる
- 手と足が床と平行になるように上げる
- そのままの姿勢で4~5呼吸(20~30秒)程度キープする
- キープが終ったら、ゆっくりと元に戻す
- 反対側も同様に行う
ピラティスとヨガの違いに関するよくある質問
ピラティスとヨガの違いに関するよくある質問を、Q&A方式で紹介します。
1. ダイエット効果に違いはあるの?
ピラティスの方が動的なエクササイズが多い分、カロリー消費量が多く、ダイエット効果が高いと言えます。ただし、ピラティスもヨガも、多くのカロリーを消費する運動ではありませんので、ダイエット効果を高めるには、食事制限を同時に行う必要があります。
2. 筋力アップ効果に違いはあるの?
ピラティスの方が筋肉(インナーマッスル)が刺激されやすいため、筋力アップ効果が高いと言えます。ただし、ピラティスもヨガも、重い負荷をかける運動ではないため、通常の筋トレに比べて筋力アップ効果は低くなります。
3. 運動初心者が始めやすいのはどっち?
運動の始めやすさに関しての違いは特にありません。ピラティスもヨガも、年齢や体力に関係なく、誰でも簡単に始められます。ダイエットやボディメイクが主目的の方にはピラティス、リラクゼーションが主目的の方にはヨガがおすすめです。
4. 両方を組み合わせてもいいの?
はい、両方を組み合わせてもOKです。組み合わせることで、ピラティスとヨガの効果が掛け合わさり、より大きな効果が期待できます。例えば「月曜日にピラティス・木曜日にヨガ」のように、曜日を分けて行うと続けやすいでしょう。
ピラティス・ヨガは、筋トレと組み合わせてもOK

ピラティス・ヨガは、筋トレと組み合わせてもOKです。組み合わせることで相乗効果が期待できます。
筋トレでは主に、体の表層部にあるアウターマッスルが鍛えられるのですが、ピラティス・ヨガによって体の内側(インナーマッスルや柔軟性)が強化されるため、アウターマッスルの動きも良くなるのです。
組み合わせる際は、先にピラティスまたはヨガを行い、その後で筋トレを行うようにすると良いでしょう。
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ピラティスとヨガの違いを知り、自分に合う方を選ぼう!
ピラティスとヨガには、目的や動作において違いがあります。ピラティスは、ダイエットやボディメイクなど、肉体的な変化を主目的とした「動」のエクササイズが中心です。
一方、ヨガは、リラクゼーションやメンタル強化など、精神面での変化を主目的とした「静」のエクササイズが中心です。
どちらを選ぶか迷っている方は、ぜひ本記事を参考にして、ピラティスとヨガの違いを知り、自分に合う方を選んでください!

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