背中のダンベル種目3選!鍛え方・効果を高めるコツを解説
コラム

背中のダンベル種目3選!鍛え方・効果を高めるコツを解説

自宅で背中を鍛えるにはダンベル種目がおすすめです。ダンベル種目には「狭いスペースでできる」「動作の自由度が高い」「左右均等に刺激できる」などのメリットがあります。そして、ダンベル種目のみで「広くて厚い背中」を作ることが可能です

本記事では、背中のダンベル種目を厳選し、最重要3種目の鍛え方・効果を高めるコツを解説します。また、具体的な3ヶ月プログラム例なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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この記事を監修した人
大久保孝一
VRTX編集部 | パーソナルトレーナー・健康運動実践指導者

この記事を監修した人
大久保孝一|パーソナルトレーナー/健康運動実践指導者

トレーナー歴34年。明治大学卒業後、セントラルスポーツにてトレーナーとして勤務。その後、パーソナルトレーナーとして独立。これまでに、初心者〜スポーツ選手まで2000名以上の筋トレやダイエット、コンディショニングを担当。また、医療機関での運動プログラムの作成・トレーニングの指導にも携わる。

背中のダンベル種目で鍛えるべき3つの筋肉

背中のダンベル種目で鍛えるべき筋肉は「広背筋」「僧帽筋」「脊柱起立筋」です。これら3つの筋肉を鍛えることで、広くて厚い背中を作ることができます。では、各筋肉の特徴と鍛えることで得られるボディメイク効果について解説します。

1. 広背筋:広くて厚い背中を作るための最重要筋肉

広背筋とは、背中の中部から下部に広がる大きな筋肉です。主に、上方・前方・下方から肘を引き付ける働きをします。広背筋は、広くて厚い背中を作るための最重要筋肉であり、初心者が背中のダンベル種目を行う際は、最優先で鍛える必要があります

2. 僧帽筋:背中上部に厚みをつける筋肉

僧帽筋とは、首の付け根から背中の中部にかけて広がる逆三角形の筋肉です。主に、上部は肩を上げる働き、中部・下部は肩甲骨を寄せる・下げる働きをしています。僧帽筋が発達すると、背中上部の厚みが増し、たくましさがより強調されます

3. 脊柱起立筋:背中の立体感を強める筋肉

脊柱起立筋とは、背骨まわりにある筋肉の総称です。主に、上体を反らす働きをしています。また、姿勢を維持する際に、背面から体幹を支える重要な筋肉です。脊柱起立筋が発達すると、背骨沿いの溝が深まり、背中の立体感が強まります

背中のダンベル種目3選

それでは、背中のダンベル種目3選を紹介します。3種目を組み合わせることで、背中全体をバランス良く鍛えられます。ただし初心者は、最重要種目である「ダンベルベントオーバーロウ」1種目からスタートし、段階的に種目数を増やしていくようにしましょう

1. ダンベルベントオーバーロウ

【主に鍛えられる筋肉】広背筋
【背中への効果】広くて厚い背中を作る

【やり方】

  1. ベンチに左手と左膝を乗せる
  2. 右手でダンベルを握り、胸を張る
  3. 息を吸いながら腕を曲げ、ダンベルを引き上げる
  4. ダンベルを引き上げるときは、力強く1秒程度で引く
  5. ダンベルを引き上げたら2~3秒キープする
  6. キープ終了後、息を吐きながらダンベルを下ろす
  7. ダンベルを下ろすときは、ゆっくり2~3秒で下ろす
  8. 反対側も同様に行う(左右1セットずつ交互に)
✅️【効果を高めるコツ】
  • お腹に力を入れ、背筋を真っ直ぐに保つ

  • 肘を斜め後ろに引くイメージで引き上げる

  • 肘を体側よりも後方に引く

  • アゴを引き、胸を張ったまま動作する

  • ベンチがない場合には、椅子などに片手をつき、足を前後に開いて行う

2. ダンベルシュラッグ

【主に鍛えられる筋肉】僧帽筋
【背中への効果】背中上部に厚みをつける

【やり方】

  1. ダンベルを両手に持ち直立姿勢で立つ
  2. 息を吸いながら肩甲骨を上げるように肩をすくめる
  3. 肩を耳につけるイメージで動作する
  4. 肩を上げたら2~3秒キープする
  5. キープ終了後、息を吐きながらゆっくりと肩を下ろす
✅️【効果を高めるコツ】
  • 反動を使わずに僧帽筋の力だけで上げる

  • 真っすぐ前を向き、背中を伸ばした状態で動作する

⚠️【呼吸法の注意点】
  • 呼吸は必ず、肩を上げるときに大きく吸い、下ろすときに吐く。逆に行うと、胸鎖乳突筋(首の両側にある筋肉)と僧帽筋を損傷する原因となる

3. ダンベルデッドリフト

【主に鍛えられる筋肉】脊柱起立筋
【背中への効果】背骨沿いの溝を深め、背中の立体感を強める

【やり方】

  1. 両手にダンベルを持ち、足を腰幅程度に開いて立つ
  2. ダンベルは体の前で持ち、胸を張り背筋を伸ばす
  3. 運動中、膝は伸ばしたままにしておく
  4. 息を吸いながら、腰から折るように上体を前傾させる
  5. ダンベルを太ももの前面に沿って下ろしていく
  6. 無理のない位置までダンベルを下ろす
  7. 息を吐きながら、ダンベルを同じ軌道で引き上げる
✅️【効果を高めるコツ】
  • 背筋をできるだけ伸ばしたまま動作する

  • 反動をつけずにゆっくり動作する

  • ダンベルが体から離れないようにする

  • 腕を曲げて腕力で引き上げようとしない

一般的なダンベルデッドリフトでは、反復ごとに膝の屈伸を伴うため、初心者が行うと、膝が伸びた後からダンベルを引き上げるようなフォームになりやすく、腰への負担が大きくなりがちです。また、ダンベルを下ろす時にも、膝を先に曲げてから上体を前傾させるフォームになってしまうと、腰を痛めやすくなります。

初心者がダンベルデッドリフトを安全に行うには、膝の屈伸を伴わないデッドリフトを推奨します。膝を伸ばしたまま行うと、フォームがシンプルになり、初心者でも動作がしやすいのです。

膝を伸ばしたまま行うと腰への負担が大きいと思われがちですが、それはダンベルが体から離れる場合です。ダンベルを体に沿うように移動させることで、腰への負担は軽減されます。また、膝を伸ばすことで、膝関節が支柱となるため、フォームが安定するのです。

背中を鍛えるダンベル種目の負荷・セット数・頻度

ダンベル種目の効果を高めるには、適切な負荷・セット数・頻度で鍛えることが重要です。特に背中は意識しづらい部位であるため、負荷が大きすぎるとフォームが乱れ、筋肉を刺激しづらくなります。また、腰への負担が増すので注意が必要です。

では、初心者を対象に、背中のダンベル種目を行う際の効果的な負荷・セット数・頻度について解説します。

1. 初心者におすすめの負荷・セット数

初心者が背中のダンベル種目を行う際は、最大筋力の60〜70%(15〜20回できる重量)で2〜3セット行うと効果的です。軽めの重量でフォームを維持しながら高回数行うことで、筋肉がじわりと刺激され、効きが良くなります。セット間のインターバルは1〜2分が目安です。

そして、筋力がアップし、使用重量が重くなってきたら、最大筋力の70〜80%(10〜15回できる重量)に上げて2〜3セット行うと、更に効果が高まります。初めから高重量を扱おうとすると、フォームが乱れ、背中を的確に刺激できなくなるので注意してください。

2. 初心者におすすめの頻度

初心者が背中のダンベル種目を行う際は、2〜3日おきに週2回の頻度が効果的です。例えば、月・木や火・金。背中の筋肉は、トレーニング後のダメージから回復するまでに72〜96時間かかるので、中2〜3日の休息が必要となります。これを最短で行うと、週2回の頻度になるのです。

もし、2〜3日休んでも筋肉痛が残っている場合には、更にもう1日休み、筋肉痛が治まってから次のトレーニングを行うようにしてください。なお、週1回でも効果はありますが、間隔が空きすぎてしまうため、週2回に比べると効果は下がります。 

ダンベルで鍛える背中の3ヶ月プログラム例

初心者が背中のダンベル種目を行う際のプログラム例を紹介します。効果を高める秘訣は、筋力アップに応じて段階的に種目数を増やしていくことです。初めから3種目やるのは、体への負担が大きく、精神的にもツラくなる可能性があります。

腰への負担も考慮しなければなりませんので、無理のないペースで運動量を増やしていくようにしてください。

【1ヶ月目のプログラム例】
  • 頻度:週2回(月・木)
  1. ダンベルベントオーバーロウ:15~20回×2~3セット

【2ヶ月目のプログラム例】
  • 頻度:週2回(月・木)
  1. ダンベルベントオーバーロウ:15~20回×2~3セット

  2. ダンベルデッドリフト:15~20回×2~3セット 

【3ヶ月目のプログラム例】
  • 頻度:週2回(月・木)
  1. ダンベルベントオーバーロウ:15~20回×2~3セット

  2. ダンベルシュラッグ:15~20回×2~3セット

  3. ダンベルデッドリフト:15~20回×2~3セット

最大筋力の60〜70%(15〜20回できる重量)を基本としますが、筋力アップに応じ、最大筋力の70〜80%(10〜15回できる重量)に上げて行ってもOKです。

ダンベルがないとき、背中のトレーニングはどうする?

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ダンベル種目で「広くて厚い背中」を目指そう!

自宅で背中を鍛えるには、ダンベル種目がおすすめです。ターゲットとすべき筋肉は、背中の主要筋である「広背筋」「僧帽筋」「脊柱起立筋」の3種。これらの筋肉を鍛えることで、広くて厚い背中を作ることができます。

初心者の方は、本記事で解説したダンベル3種目を週2回の頻度で行ってください。1ヶ月目:1種目➡2ヶ月目:2種目➡3ヶ月目:3種目と、1ヶ月毎に1種目ずつ増やしていくと、無理なく続けることができます。

ぜひ、ダンベルを効果的に使って「広くて厚い背中」を手に入れてください!



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