コラム

筋トレの消費カロリーはどれくらい?消費カロリーが高い筋トレ法5選

筋トレでどれだけカロリーを消費しているか気になっていませんか?

本記事では、筋トレの消費カロリーを、メッツ(METs)を使って計算し、ジョギング・水泳・自転車こぎの消費カロリーと比較。また、筋トレの消費カロリーを高める3つの方法・消費カロリーが高い筋トレ法5選など、ボディメイクに役立つ情報も提供します。

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この記事を監修した人
大久保孝一
VRTX編集部 | パーソナルトレーナー・健康運動実践指導者

この記事を監修した人
大久保孝一|パーソナルトレーナー/健康運動実践指導者

トレーナー歴34年。明治大学卒業後、セントラルスポーツにてトレーナーとして勤務。その後、パーソナルトレーナーとして独立。これまでに、初心者〜スポーツ選手まで2000名以上の筋トレやダイエット、コンディショニングを担当。また、医療機関での運動プログラムの作成・トレーニングの指導にも携わる。

筋トレの消費カロリーを求める計算方法

筋トレの消費カロリーは、下記の計算式を使って求めることができます。

  • 消費カロリー(Kcal)=  メッツ  ×  体重(kg)×  時間  ×  1.05

メッツ(METs)とは、安静時を「1メッツ」として、その何倍のカロリーを消費するかを表す指数であり、メッツが高い運動ほど強度が高く、消費カロリーも高くなります

こちらの改訂第2版 『身体活動のメッツ(METs)表』成人版にて、さまざまな運動のメッツが1111個公表されています。

では、実際に、筋トレの消費カロリーを計算式を使って求めてみましょう。『身体活動のメッツ(METs)表』によると、一般的な筋トレのメッツは下記の通りです。

  • 自重トレーニング全般(スクワット・腕立て伏せ・クランチなど):3メッツ

  • ダンベル・バーベル・マシンを使用した筋力トレーニング :6メッツ

例えば、体重60kgの人が、自重トレーニングを30分行った場合の消費カロリーは、

  • 3メッツ  ×  60kg  ×  0.5時間  ×  1.05  =  94.5Kcal

となります。

また、体重60kgの人が、ダンベルを使用した筋トレを30分行った場合の消費カロリーは、

  • 6メッツ  ×  60kg  ×  0.5時間  ×  1.05  =  189Kcal

となります。

筋トレでは、ダンベルやバーベルを使って負荷を重くした方が、運動強度が上がり、消費カロリーも高くなります。ただし、上記の数値はあくまで目安としてください。

筋トレと他の運動との消費カロリー比較

では、筋トレの消費カロリーと他の運動の消費カロリーとを比較してみましょう。他の運動と比べることで、筋トレの消費カロリーの高低がより明確になってきます。

1. 筋トレとジョギングとの消費カロリー比較

『身体活動のメッツ(METs)表』によると、ジョギングのメッツは下記の通りです。

  • ジョギング 6.5~6.8km/時(会話しながら走れるペース): 6.5メッツ

  • ジョギング 8.9~9.4km/時(速めのペース): 9メッツ

よって、体重60kgの人が、ジョギングを30分行った場合の消費カロリーは、

➀会話しながら走れるペースの場合
  • 6.5メッツ  ×  60kg  ×  0.5時間  ×  1.05  =  204.75Kcal

②速めのペースの場合
  • 9メッツ  ×  60kg  ×  0.5時間  ×  1.05  =  283.5Kcal

となります。

したがって、ダンベルを使用した筋トレの消費カロリーは、会話しながら走れるジョギングと同程度となります。しかし、自重トレーニングの消費カロリーは、会話しながら走れるジョギングの半分程度にしかなりません

2. 筋トレと水泳との消費カロリー比較

『身体活動のメッツ(METs)表』によると、水泳(クロール)のメッツは下記の通りです。

  • クロール(ゆっくりとした速さ): 5.8メッツ

  • クロール(普通の速さ): 8メッツ

よって、体重60kgの人が、クロールを30分行った場合の消費カロリーは、

➀ゆっくりした速さの場合
  • 5.8メッツ  ×  60kg  ×  0.5時間  ×  1.05  =  182.7Kcal

②普通の速さの場合
  • 8メッツ  ×  60kg  ×  0.5時間  ×  1.05  =  252Kcal

となります。

したがって、ダンベルを使用した筋トレの消費カロリーは、ゆっくり泳ぐクロールと同程度となります。しかし、自重トレーニングの消費カロリーは、ゆっくり泳ぐクロールの半分程度にしかなりません

3. 筋トレと自転車こぎとの消費カロリー比較

『身体活動のメッツ(METs)表』によると、自転車こぎのメッツは下記の通りです。

  • 自転車をこぐ(ほどほどの労力): 6メッツ

  • 自転車をこぐ(きつい労力): 10.8メッツ

よって、体重60kgの人が、自転車こぎを30分行った場合の消費カロリーは、

➀ほどほどの労力の場合
  • 6メッツ  ×  60kg  ×  0.5時間  ×  1.05  =  189Kcal

②きつい労力の場合
  • 10.8メッツ  ×  60kg  ×  0.5時間  ×  1.05  =  340.2Kcal

となります。

したがって、ダンベルを使用した筋トレの消費カロリーは、ほどほどの労力で自転車をこいだ場合と同程度となります。しかし、自重トレーニングの消費カロリーは、ほどほどの労力で自転車をこいだ場合の半分程度にしかなりません

筋トレの消費カロリーを高める3つの方法

筋トレと他の運動との消費カロリーを比較して分かる通り、筋トレの消費カロリーは、ダンベルを使用した場合であっても、他の運動に比べて高いというわけではありません。しかし、筋トレのやり方を工夫することで、消費カロリーをもっと高めることが可能です

では、筋トレの消費カロリーを高める3つの方法を解説します。

1. 下半身の筋トレを行う

下半身のトレーニング量を増やすことで、消費カロリーを高めることが可能です。下半身は、太もも(大腿四頭筋・内転筋・ハムストリングス)、お尻(大臀筋・中臀筋・小臀筋)、ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)などで構成され、全身の筋肉の約7割を占めています。よって、多くの筋肉が使われることで、消費カロリーが高まるのです。

2. コンパウンド種目を行う

コンパウンド種目とは、複数の筋肉が同時に使用される種目です。例えば、ベンチプレスでは、大胸筋や三角筋、上腕三頭筋などが同時に使用されます。あるいは、ベントオーバーロウでは、広背筋や僧帽筋、上腕二頭筋などが同時に使用されます。そして、複数の筋肉が同時に使われることで、消費カロリーが高まるのです。

3. HIITトレーニングを行う

HIITトレーニング(高強度インターバルトレーニング)とは、複数のエクササイズを、短時間のインターバルを挟みながら続けて行うトレーニング法です。例えば、エクササイズA➡インターバル➡エクササイズB➡インターバル➡エクササイズC・・・という流れで行います。

HIITトレーニングは、体力に合わせて5〜15分程度続けるのが一般的です。運動中は心拍数が上がり筋肉も疲れてくるので、大量のカロリーが消費されます

消費カロリーが高い筋トレ法5選

それでは、消費カロリーが高い筋トレ法を紹介します。具体的には下記の5種目です。初心者の方は、例えば、ダンベルスクワット + HIITトレーニング➀を、月・水・金の週3回行うことで、消費カロリーが高まるとともに、脂肪燃焼効果も高まります。

1. ダンベルスクワット
⭕️【主に使う筋肉】
  • 大腿四頭筋(太ももの前面・側面)

  • 大臀筋(お尻の中部・下部)

【やり方】

  1. 両手でダンベルを縦に持ち、胸の前(鎖骨下あたり)に構える
  2. 足を肩幅程度に開き、つま先を少し外側に向ける
  3. 胸を張り、背筋を伸ばしたまましゃがんでいく
  4. 太ももが床と平行になるくらいまでしゃがむ
  5. 息を吐きながら立ち上がる
  6. 膝が完全に伸び切る手前で切り返す(大腿四頭筋の緊張を保つ)
  7. 10〜20回×2〜3セット
✅️【ポイント】
  • つま先と膝を同じ方向へ向ける

  • 足の裏全体に体重をかける

  • 膝が内側に入るのはNG

  • 胸を張りすぎて腰が反るのはNG

2. ダンベルベンチプレス
⭕️【主に使う筋肉】
  • 大胸筋(胸の中部・下部)

  • 三角筋(肩の前面・側面)

  • 上腕三頭筋(二の腕の裏側)

【やり方】

  1. 両手にダンベルを持ち、ベンチに仰向けになって寝る
  2. ベンチに横になったら、肩甲骨を寄せて胸を張る
  3. 天井に向けて腕を伸ばし、親指側が向き合う状態で構える
  4. 息を吸いながら腕を曲げ、ダンベルをゆっくり下ろす
  5. 息を吐きながら腕を伸ばし、ダンベルを力強く上げる
  6. 10〜20回×2〜3セット
✅️【ポイント】
  • ダンベルを下ろす深さは上腕が水平になるまで

  • グリップは常に肘よりも内側を移動させる

  • 手首を真っ直ぐにして動作する

  • お尻を常にベンチにつけておく

  • 頭の位置を動かさない

3. ダンベルベントオーバーロウ
⭕️【主に使う筋肉】
  • 広背筋(背中の中部~下部)

  • 僧帽筋(背中の上部)

  • 上腕二頭筋(力こぶ)

【やり方】

  1. ベンチに片手と片膝を乗せる(又は、椅子に片手を置き足を前後に開く)
  2. もう一方の手でダンベルを握り、胸を張る
  3. 息を吸いながら腕を曲げ、ダンベルを引き上げる
  4. 肘を斜め後ろに引くイメージで引き上げる
  5. 肘はできるだけ高く引くように意識する
  6. ダンベルを引き上げた位置で2~3秒キープする
  7. キープ終了後、息を吐きながら腕を伸ばし、ゆっくり下ろす
  8. 10〜20回×2〜3セット
✅️【ポイント】
  • 右手・右足・左膝で三角形を作るイメージ

  • お腹に力を入れ、背筋を真っ直ぐに保つ

  • 肘を斜め後ろに引くイメージで引き上げる

  • 肘を体側よりも後方に引き2~3秒キープ

  • アゴを引き、胸を張ったまま動作する

4. HIITトレーニング➀(初心者向け)

難易度の低い動きで構成されているので、HIITトレーニング未経験者におすすめです。20秒間の運動と10秒間のインターバルを繰り返しながら5分間続けます。

5. HIITトレーニング②(上級者向け)

HIITトレーニングの難易度が上がるため、体力の高い中上級者におすすめです。40秒間の運動と20秒間のインターバルを繰り返しながら10分間続けます。

筋トレの消費カロリーを高めるのに有効な器具は?

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まとめ | 筋トレの消費カロリーを知っておこう!

筋トレの消費カロリーは、下記の計算式を使って求めることができます。

  • 消費カロリー(Kcal)=  メッツ  ×  体重(kg)×  時間  ×  1.05

メッツとは、安静時を「1メッツ」として、その何倍のカロリーを消費するかを表す指数であり、メッツが高い運動ほど強度が高く、消費カロリーも高くなります

筋トレのメッツは、

  • 自重トレーニング:3メッツ

  • ダンベルやバーベルを使用した筋トレ:6メッツ

よって、

  • 体重60kgの人が、自重トレーニングを30分行った場合の消費カロリーは94.5Kcal

  • 体重60kgの人が、ダンベルでの筋トレを30分行った場合の消費カロリーは189Kcal

筋トレでは、ダンベルやバーベルを使って負荷を重くした方が、運動強度が上がり、消費カロリーも高くなります。また、下半身の筋トレ種目・コンパウンド種目・HIITトレーニングを行うことで、効率良く消費カロリーを増やすことが可能です。



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